――英語での実務経験、マネジメント経験についてはどうですか。

どちらも専門分野のスキルに広がりを持たせるための手掛かりだと考えてください。英語は個人の目指すキャリアや環境によっては必要ないという場合もあるかもしれません。ただ、いま取り組んでいる職種のスキルを、英語を学んでグローバルでも展開できるようにすれば、キャリアの選択肢が広がります。もちろん例外はあるものの、日系企業より外資系企業の方が年収は高めになる傾向もあります。一方、マネジメント経験はビジネスパーソンなら誰でも意識してほしい軸です。

キャリア戦略は「専門スキル」などの掛け合わせという(写真はイメージ=PIXTA)

――「マネジメント経験はビジネスパーソンなら誰でも」と言うのはなぜですか。

キャリア相談に乗っていてもよく誤解されるのですが、マネジメント経験とは管理職経験だけを指すのではありません。日常的に取り組んでいる事務作業の効率化、部署内のコミュニケーション方法の改善など、ほんの小さなことでよいので、課題を見つけて「プロジェクト化」してみてください。つまり、自分の気付いた課題とそれに対処するためのアイデアを周囲とシェアし、巻き込むのです。

プロジェクトを仕切れれば立派なマネジメント

同じ業務に携わる2~3人を巻き込めれば、それはもうプロジェクト。プロジェクトを自らの手で回したことがあるなら、役職に就いていなくても立派なマネジメント経験です。「自ら仕事をつくって周囲を巻き込める人」は転職市場で高く評価されます。

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