プロバイダーのサイトで回線速度を確認

まずはインターネット回線の速度だ。ずっと前に契約してスペックを忘れていても、多くの場合はプロバイダーのウェブページで確認できる(図2)。

図2 まずは、基本的な接続環境を確認しよう。プロバイダーのページにログインして通信速度を確認する(1)(2)。ただし、ここで示されるのは理論上の最大値。実際にそのスピードが出るわけではない

多くの家庭は高速な光回線だろうが、ADSL(2023年にサービス終了)ではスピードが出ない(図3)。

図3 固定ブロードバンドサービスのシェアを総務省「ブロードバンドサービス等の契約数の推移」(20年12月末現在)を基に集計した。8割以上を高速な光回線が占めるが、マンションなどの集合住宅では実際はそれほど速くないケースもある   [注]一部のCATV会社では光回線(1G~10Gbps)も提供している

機器のWi-Fi規格をチェック

次は、Wi-Fiの規格(図4)。規格自体はここ十数年で格段に進歩したが、大事なのは自宅で実際にどの規格でつながっているかだ。

Wi-FiはWi-Fiルーター(親機)とパソコン(子機)の両方が対応する規格で通信する。その際、アンテナ数(ストリーム数)も重要な要素だ。というのも、実際の通信速度はWi-Fiルーターとパソコンのアンテナ数のうち、少ないほうに合わせられるからだ。現在のパソコンはたいていアンテナが2本だが、数年前の機種には1本のものもある(図5)。

図4 Wi-Fiは、Wi-Fiルーター(親機)とパソコン(子機)の両方が対応する規格で通信する。09年にWi-Fi 4、14年にWi-Fi 5、20年にWi-Fi 6が正式に標準化された。Wi-Fi 4以前の規格は、現在のブロードバンド回線の実力に比べると力不足だ
図5 アンテナ数(ストリーム数)も重要だ。Wi-Fiルーターが4本でもパソコン側が1本なら、1ストリームの実力しか発揮できない。その場合、Wi-FiルーターがWi-Fi 5対応でも、実際の通信速度は理論値で432Mbps(ビット/秒)程度になることが多い
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