日経PC21

「見えない」アプリにも注意、CPUを消費しているかも

CPUを消費するのはエクセルやブラウザーなど、自分で起動したアプリだけではない。ウインドウを持たずに水面下で動作する「バックグラウンドプロセス」「ウィンドウズプロセス」といったアプリにも注意しよう(図4)。それらが原因でパソコンが重くなるケースもある。自動実行されるウイルススキャンやOSのメンテナンス機能などが典型だ。

図4 アプリには見えるアプリと見えないアプリの2種類があり、いずれもCPUを使用している。前者はエクセルなど手動で起動するアプリで、画面上にウインドウが表示される。後者は「バックグラウンドプロセス」「ウィンドウズプロセス」などと呼ばれ、ウインドウを持たずに水面下で動作する

負荷の高い作業でCPU使用率が急上昇するケースもある。ファイル圧縮がいい例で、圧縮が始まった途端にCPU使用率が急上昇して完了するまで下がらない(図5)。

図5 負荷の高い作業でCPU使用率の変化をチェックした。上は圧縮ソフトで多数のファイルをZIP圧縮しているときの推移だ

圧縮と同時にウイルススキャンを実行すると、さらに使用率が上がり、図6の例では100%に達してしまった。

図6 次に、ZIP圧縮中にウイルススキャンを実行した。負荷の高い作業が重なったことでCPU使用率は100%まで上昇した。しばらくは作業効率が低下して、ZIP圧縮にかかる時間が大幅に長くなった

(ライター 石坂勇三)

[日経PC21 2021年7月号掲載記事を再構成]