NIKKEIプラス1

「作り置きする場合は冷ますのに時間をかけてはダメ。鍋ごと冷水に浸すか、耐熱性の保存容器に小分けして速やかに冷まし、冷蔵または冷凍で保存するのがいい」と小西さんは勧める。

キャンプなどでカレーを作り、翌日食べて食中毒が起きるという事故も多い。冷蔵保存ができない場合は食べる前、高温になるまで十分に再加熱しよう。「口当たりがよい程度の温め方では足りない。特に肉の入ったカレーやシチューは要注意。酸素が嫌いな菌が増えやすいので、よくかき混ぜながら加熱することも大切」(小西さん)

冷蔵庫内など温度の低い場所が好きな細菌もいる。たとえばリステリア菌は4度以下の低温でも増え、食中毒になると妊婦が流産することもあるという。「ナチュラルチーズ、生ハムなどで食中毒の事例があるので、妊娠中は食べない」

鶏肉などの食肉に付着しているカンピロバクターという細菌も、冷蔵庫内を好む。75度以上で1分以上加熱すると死滅するので、食材は中心部までしっかり火を通すこと。

冷凍のメンチカツで食中毒が起きたこともある。揚げ方が足りず、中まで火が通っていなかったからだ。メンチカツや鶏の唐揚げなどは、自宅で揚げた場合も、総菜として買ってきた場合でも、肉の色が茶色くなり、中まで火が通っているか、切って確かめると安心だ。

スーパーやコンビニエンスストアの総菜や弁当は、どんな点に注意すればよいのか。

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買い物やデリバリーも気を配る