「将来絶対仕事にしないことをやる」

Q その後、どんなアクションをとりましたか?

 もともとやりたかった対面販売を「プランA」とすると、「ブランB」として、まずオンラインイベントを開催しました。クラウドファンディングで支援してくださった全国の方々とZoomを使ってつながってみました。一方で「プランA」の方も、そこから少し変更させて、6カ月遅らせることと、感染症対策を徹底するということで、期間限定の対面販売も実現しました。

佐久本 休学した目的が将来やりたいことの視野を広げるためだったので、全然興味はなかったけど、まず地方創生関連の事業を手掛けるベンチャー企業でインターンをやってみました。地方のことを調べてたからだと思うけど、たまたまインスタグラムで福井県鯖江市の地域活性化プランコンテストの広告が目に入って。コロナ前の私は海外志向だったから絶対やらなかったと思うんだけど、こんな機会だしやってみようと思ってそのコンテストに出たら入賞できました。

移住先の鯖江市で農家の手伝いをしている佐久本さん

それぞれご縁があったからやったけど、それだけじゃなくて、1カ月とか期間を区切って、目的を持った上で挑戦することを続けてきたのが私のコロナ下の行動です。例えばコンテスト後は1カ月ほど鯖江市に移住して生活していて、そのときは畑作業をしたり、農家が運営している民宿の手伝いをしたり、将来絶対仕事にしないことをやってみようと思って色々なことをしました。自分の幅を広げることが目的でしたから。

矢島 なんで今、こんなにつらいんだろうと考えたときに、それは例年の大学1年生がやっていたアクション、例えばサークルに入るとか新しい友達を作るとか、そういうことばかり見ていたっていうことに気付いたんです。そこで思考を転換してみました。

例えば、海外留学はコロナで難しくなってしまったけど、「そもそも海外留学って何でやりたかったんだっけ?」って考えると、「新しい自分に出会いたい」っていうのが私の中では大きくあって。でもそれは周りに大学生が全然いない環境で何かスキルを身につけられたら、かなうんじゃないかと思い、コンサル企業でインターンを始めました。留学のもう一つの目的に、英語力を身につけたいっていうのがあったけど、今の時代はオンライン英会話でも十分勉強できますし。やりたいことを一旦白紙にして、目的をベースに考えたら、実はできることって色々あるなと気付きました。

矢島さんの生活の変化。左が何もやる気が起きなかった時期の一日の流れ、右が現在のインターンで多忙な毎日のスケジュール。

参加者から質問「夏休みは遊んじゃだめですか?」

Q 行動する前、どうやって情報収集しましたか?

矢島 インターンは「Wantedly Intern(ウォンテッドリー・インターン)」というアプリで探しました。自分の興味や適性をもとに会社をマッチングしてくれる機能があって、そういうツールを使って調べました。

佐久本 私は情報を得る前に、そもそも検索のキーワードが思い浮かばないときがあって、そういうときはひたすら自分の思考を整理するために、「Matcher(マッチャー)」というOB・OG訪問アプリを使って、全然知らない人とつながって、ひたすら壁打ちをしてもらう、ということをやっていました。

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「立ち止まるのも悪くない」
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