前でも持ちやすく、動く腰パッドも進化 エースの新作人気5ブランド 春の最新ビジネスリュック(第4回)

エースの注目モデルを紹介

仕事用のバッグとして定着したビジネスリュック。以前は電車での車内マナーに配慮した薄マチタイプが圧倒的人気だったが、リモートワークの増加に伴い、大容量タイプや水に強いタイプも支持されるようになった。薄マチタイプは、必要最低限の仕事道具をカフェなどに持ち出す際に便利。大容量タイプは、会社から自宅へ持ち運ぶ荷物が増えた今、にわかに注目を集めている。水に強いタイプは、パソコン(PC)を持ち運ぶ人が増えたことから人気となっている。

今回の連載では、人気5ブランドの薄マチ・大容量・水に強いビジネスリュックを5回に分けて紹介する。第4回はエースの注目モデルを取り上げる。春の新生活に向けて、バッグの買い替えを検討している人は参考にしてほしい。

前に抱える時の使い勝手を向上したスリムモデル

エース「フロンパック2 67181」(1万8700円、税込み、以下同) 、幅26×高さ39×厚さ8センチメートル

電車内でのマナーに配慮し、リュックを前に抱えることを前提として開発された「フロンパック」シリーズ。2021年3月に発売した「フロンパック2」は、前に抱えても邪魔になりにくい薄マチ設計なうえ、前モデルと比べて、バッグ上部に傾斜が付いているため足元が見やすくなったという。

ショルダーハーネスも根本の角度を見直し、裏側に滑り止め機能を備えたメッシュを使用。さらに、かがんだ際のズレ落ちを防ぐため着脱可能なウエストベルトが付くなど、リュックを前に抱えるのに適した作りを特徴とする。

マチ幅8センチメートルのスリムデザインながら、メインコンパートメント内に13.3インチPC対応のPC収納部を備える。また、前に抱える時にスムーズに荷物を取り出せるように、フロントポケットやメインコンパートメント、内部のPC収納部はサイドからアクセスできる構造となっている。

前に抱える時に最もアクセスしやすいリュック上部には、スマートフォンなどの収納に便利なパイル地の浅いクッションポケットを配置。このポケットは前に約45度開く設計となっており、スマートフォンスタンドとしても機能する。

「20年3月に限定モデルとして発売した前作は、発売から数カ月で完売した」と話すのは、エースのマーケティング部 広報・PR担当チーフ森川泉氏。電車通勤や荷物が少ないビジネスパーソンのほか、バッグなどの荷物を床に置くことに抵抗を感じる人からも支持を得ているという。

上部ポケットやサイドファスナーなど、前に抱える時に使いやすい作りになっている
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可動する腰パッドで荷重による負担を軽減