BBQに便利、はさみとトングが合体
外食を控えている今、家の庭やアウトドアでバーベキュー(BBQ)をやる人が増えています。貝印の「トング付きキッチンハサミ」は、そんな人たちから注目を浴びています。新型コロナウイルス禍になってから人気が再燃した商品です。
とても軽いので、子どもでも使いやすいですね。見れば分かるように、刃の先がカーブしていて、食材をしっかり切ることができます。先端には食材を挟めるトングが付いているユニークなデザイン。これひとつで、「切る」「つかむ」ができるんです。サラダや焼肉、BBQのときに活躍すると思います。食材を切るときにそろうように刃にメモリが付いているのも面白いですね。もちろん、リムーブ式なので、使い終わったらきれいに洗えます。
裁ちばさみの良さが生きている、カシメ仕上げのはさみ
最後にリムーブ式ではありませんが、プロに信頼されている進化系はさみを紹介しましょう。ののじ「暮らしを楽しむはさみ」は、ハンドルは樹脂製でかわいらしいのですが、給食調理器具メーカーが作った切れ味にこだわった商品です。切れ味の良さが長続きする本格的なはさみを探しているなら、これをおすすめします。
面白いのは、もともとはキッチン用として開発されたものではないこと。カシメは真ちゅうで、刃の裏面を「裏スキ刃仕上げ」と呼ばれる、凹みカーブ曲線仕上げにしているなど、裁ちばさみの構造を生かしています。
裁ちばさみは滑りやすい布を切るはさみ。その構造を生かすことで、刃の先端まで鋭い切れ味があり、食材はもちろん、園芸まで幅広く使えるようにしています。
刃はギザギザのセレーション刃。刃元の一部分だけクイ込み刃になっているので、カニ脚や竹串など硬い素材もスパッと切ることができます。ハンドルは樹脂製で大きいので安定感があります。
はさみを選ぶときは、通販の場合はハンドルが大きめに作られているものがいいでしょう。店頭で買う場合は、一度ハンドルを握ってみることをおすすめします。自分の手になじむものだと長く愛用できます。
使用後は汚れを洗い流すのが衛生的です。しっかり隅々まで洗い流したいなら、リムーブ式を選ぶといいでしょう。長く切れ味の良さが続くものを探しているなら、カシメ止めされているものがおすすめです。(談)
(文 広瀬敬代、写真 菊池くらげ)