気温が上がり視界がかすんでいたが、「X-S10」は相模湾に浮かぶ島影と、操業する漁船をシャープに写しだしてくれた。キラキラと光る波の様子もしっかりとうかがえる
珍しい夫婦の二宮金次郎像。「X-S10」の瞳認識は像の顔を確実に認識して、その瞳にピントを合わせてくれた。実際に人間を撮影する場合でもフレーミングとタイミングに専念できるのでいい表情を撮ることができるに違いない
「X-S10」のオートフォーカスは優秀だ。こちらに向かってくる列車もミスショットなく約8コマ/秒の連写中、合焦し続けてくれた。画面内を広く動く被写体を自動で追尾する、この「トラッキングAF」の実力があれば、動き回るペットや子どもでもピンボケなく捉えることが可能だろう
「X-S10」に用意されるダブルズームレンズキットの2本はなかなかいい描写をしてくれる。春の光が差す街角を捉えたが、その優しい雰囲気とともにディテールも素晴らしくキャプチャーできた。軽さと写りがうまく融合していると感じた
浜辺に出て遠くの山とともに太陽を入れて「X-S10」のシャッターを切った。強烈な光源にもかかわらずイヤなゴーストの発生はなく、ヌケ感の高い描写となった。「X-S10」のクリアな色再現性もいい感じである