ゲームに最適な超小型PC 両手持ちでコントローラー注目の製品使ってみました

日経PC21

図1 本体にゲーム用のコントローラーを搭載する小型のウルトラモバイルパソコン( UMPC )。携帯ゲーム機のような感覚でPCゲームをプレーできるように開発された。GPDがクラウドファンディングで目標額を達成して一般発売された
「WIN Max(ウィンマックス)」(GPD)
●CPU:コアi5-1035G7●メモリー:16GB●ストレージ:512GBまたは1TB●ディスプレー:8型(1280×800ドット、タッチ対応)●Wi-Fi:Wi-Fi 6●バッテリー駆動時間:最大14時間●サイズ:幅207×奥行き145×高さ26ミリ●重さ:790グラム●税別直販価格 9万8000円(512GB)、11万6900円(1TB)

GPD製の「ウィンマックス」は、パソコンとゲーム機が一体化したようなユニークなスタイルのウルトラモバイルパソコンだ。画面は8型。本体にはジョイスティックや複数のボタンを備え、携帯ゲーム機のような操作ができる(図1、図2)。CPU(中央演算処理装置)は第10世代のコアi5、内蔵メモリーは16ギガを搭載するなどパソコンとしても申し分ない性能だ。

図2 ゲームをプレーするときは両手で本体を持って操作する(上)。キーボード上部にジョイスティックと十字キー、ABXYボタン、背面に左右のボタンを2つずつ備える(下)

キーボードは英語配列で、「半角/全角」キーがないなど操作に戸惑うこともあるが、約18ミリ(実測値)のキーピッチを確保しているので思った以上に快適にタイピングできる[注]。タッチパッドはキーボードの上部に配置されているが、これも見かけによらず違和感なく使える(図3)。

図3 タッチパッドは一般的なノートパソコンと異なり、キーボードの上部に配置されているが、操作に不自由を感じることはない。主要なキーのサイズは大きく、キー同士の間隔も広く取られているため、文字入力も思った以上に快適だ

端子類で注目したいのは、サンダーボルト3に対応したUSBタイプC端子(図4)。これにより外付けのグラフィックスボックスを接続してより負荷のかかるゲームを楽しんだり、外部ディスプレーに接続して画面を拡張したりできる。電源端子はなくタイプC端子に接続して電力供給をする。

図4 背面にあるUSB端子はタイプAとタイプCの2種類(上)。タイプC端子の1つは高速なサンダーボルト3に対応する。HDMI端子とタイプC端子に外部ディスプレーを接続して画面を拡張することも可能(最大4K解像度に対応)。電源端子は搭載せず、タイプC端子に接続して給電する(下)

残念なのは長時間持ち続けると手が疲れることだ。代表的な携帯ゲーム機の「ニンテンドースイッチ」が400グラム弱なのに対し、本機は790グラムでその差は大きい。液晶はタッチ操作に対応するが、縁の幅が広めで、その分画面が小さいのも不満に感じたポイントだ(図5、図6)。

図5 液晶ディスプレーはタッチ操作に対応する
図6 ディスプレーは縁(ベゼル)の幅が広いのがデザイン面で残念な点だ

[注]英語キーボードで日本語入力をオンオフする場合は、「Alt」キー押しながら「`」キーを押す。

(ライター 石坂勇三)

[日経PC21 2021年3月号掲載記事を再構成]

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