ヘルシーな大人の肌見せ みずみずしいイメージをアピール

オープントゥシューズで、アクティブで洗練された足元を演出

「Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ フェラガモ)」は健やかなブルーでまとめたセットアップを披露。クロップドトップスとゆったりしたキュロットパンツの間に、数センチ程度の素肌をのぞかせました。全体をクールな色で整えてあるので、肌見せも上品に映ります。首回りが詰まっているのも、品格をキープできている理由です。

地球を覆うウイルスと向き合う事態になった結果、ファッションの世界でも健康を意識した装いが相次いで打ち出されました。キーワードは「ヘルシー」。スポーティーで健やかな雰囲気を装いに取り入れる提案です。軽快な着映えのキュロットパンツやクロップドトップスなどが代表的なアイテムになっています。

りんとした雰囲気の、上品な肌見せコーディネート

淡いイエローのレザー仕立てセットアップは、風を通す細かいパンチングが軽やかな印象。目を引くのは、デコルテと膝周りの肌見せです。あでやかな赤トップスの深いVカットの襟ぐりで、素肌の透明感を引き立てています。ジャケットを羽織ることによって、肌の見え加減を上手にコントロール。さらに、スカートの四方に入ったスリットで程よく肌がのぞく仕掛け。胸元と足をさりげなく見せるのが大人っぽい演出です。

「ヘルシー」の新トレンドを象徴するのは、健康的な素肌見せ。フェミニンでありつつ、控えめの露出がポイントに。上質素材を扱えるという、ミラノブランドならではの強みが清涼感と節度を高いレベルで両立させています。

(画像協力)
サルヴァトーレ フェラガモ
https://www.ferragamo.com/

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ファッションを取り巻く意識が大きく様変わりしつつあります。最大の変化は、これまでは周囲から見られるという点が重視されやすかったのに対して、コロナ禍が広がって以降は、「自分志向」が強まった点でしょう。気持ちを盛り上げたり、リラックス気分に整えたり、さらには健やかなイメージをまとったりといった働きが服に求められるようになりました。

同時に、長く大切に着る、本物感を求めるといった傾向も強まりました。おしゃれとの向き合い方が変わる21年は、ニューノーマルにふさわしい「自分らしくいられる装い」を迎え入れてみてはいかがでしょう。

宮田理江
ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。多彩なメディアでランウェイリポートからトレンド情報、スタイリング指南などを発信。バイヤー、プレスなど業界経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした解説が好評。自らのテレビ通販ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。 著書に「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(ともに、学研パブリッシング)がある。