マスク代×、PCR検査は△ 年末は医療費控除を確認いまさら聞けない大人のマネーレッスン

2020/12/28
PCR検査は医療費控除の対象になる?(写真はイメージ=PIXTA)
PCR検査は医療費控除の対象になる?(写真はイメージ=PIXTA)

今年も残りわずかとなりました。この1年間よく病院に行った、多くの医療費を支払った……そんな人に確認してほしいのが「医療費控除」です。

医療費控除は、1年間(1~12月)の医療費が10万円(その年の総所得金額などが200万円未満の人は総所得金額などの5%)を超えたとき、その超えた分が所得控除されるというもの。

医療費は、申告する本人だけでなく、生計を一にする家族や親族が支払った費用も合算できます。家族全員の医療費を合算すると、年間10万円を超えるケースもあるのではないでしょうか。

医療費控除は、以下のように計算されます。

民間の保険や社会保険などで補填された金額は、医療費から差し引かれます。

税率が高い人ほど控除額が大きくなる

では、どれだけ税負担が減るか、具体的にみてみましょう。

たとえば、総所得金額が500万円で、実際に支払った医療費が20万円だった場合。

所得税率は20%ですので、(20万円-10万円)×20%=2万円の所得税が還付されます。

加えて、翌年6月以降の住民税も安くなります。住民税率は10%で、(20万円ー10万円)×10%=1万円ですね。所得税のように還付されることがないため忘れられがちですが、住民税の負担も減ります。

所得税・住民税を合わせて、年間約3万円の税負担が減ることになります。

税率の高い人ほど、控除される金額が大きくなりますので、世帯でもっとも収入の多い人が申請するとよいでしょう。

次のページ
感染予防が目的の費用は控除対象外に