検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

吉岡里帆 宝物の写真を入れた寝室のフォトフレーム

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

20代トップ女優の1人として活躍し、11月20日には出演映画『泣く子はいねぇが』が公開された吉岡里帆さん。アート好きの彼女のお気に入りは、フレームと花瓶だった。

絵画や写真を飾るアートフレームを収集中

「私、インテリアがすごく好きなんですけど、家具って、買える量に限界があるじゃないですか。それで最近は、雑貨を集めるようになりました。今、はまっているのが、写真や絵を入れるフレームと、花瓶です。この花瓶は、好きな雑貨屋さんで見つけました。ドライフラワーを飾りたかったんですけど、根っこが乾燥してるので、透明なガラス花瓶だとかわいく見えない。そう思って探していたときに、色味があって、特殊なガラス細工がすてきだったこの花瓶と出合いました」

「フレームは、右側が最近買ったものです。青みがかったインテリアが好きなので、これはちょうどいいなと。真ん中のものはフレームにフックがあって、ブローチをかけておけるというもの。私が猫好きというのを知っていて、フレーム好きも知ってたのかな? 仲の良い友達がプレゼントしてくれました」

「左のフレームは、パズルみたいに入り組んでいて、かわいいなと思って。入れている写真は、私の宝物なんです。母親と私と弟が写っていて、後ろの短冊に願い事が書いてあるんです。『ゆかちゃんが、ずっと好きでいますように。パパ』って。『ゆかちゃん』は、ウチの母親です(笑)。京都から上京するときに絶対持って行こうと思って持ち出して、最近、このバッチリなフレームを見つけたので飾りました」

フレーム好きになったのは、趣味の美術鑑賞がきっかけだという。

「美術館が好きで、行くと、ポスターを買って帰るんです。それがどんどんたまっていって、飾らないともったいないなと、フレームを探すようになりました。そうしたら、フレームも、かわいいのがいっぱいあることに気付いて。最近は、ポスターを買うときに『フレーム、どうしようかな?』と同時に考えるようになりましたね。

買いに行くのは雑貨屋さんや画材屋さん、あと、アンティーク家具のお店に行くとフレームも売っていたりもするので、チェックするとか。イケアやニトリでも見るようにしてます。けっこう、掘り出し物があるんですよ。たくさんのサイズから選べるのもいいですね。そうやって探して、ポスターとフレームがカチッとはまったときの喜びがたまらないです」

子どもと親を育てる「ナマハゲ」の面

『泣く子はいねぇが』は、1989年生まれの新鋭・佐藤快磨監督が、秋田県の「男鹿のナマハゲ」に着想を得て作り上げたオリジナル作品。その脚本に魅了された是枝裕和監督が企画として参加した。吉岡さんは、大人になりきれない主人公の後藤たすく(仲野太賀)と離婚し、シングルマザーとなる女性・ことねを演じている。

「オファーは、佐藤監督からお手紙でいただきました。まずお手紙をくださること自体がうれしくて、文面からは作品への愛情や、私に演じてほしいという気持ちが伝わってきたので、『これは絶対にやらなきゃいけない』という使命感とともに出演を決めました。

脚本は、生活での小さな心の動きが丁寧に描かれていて、普遍的な物語だと感じました。女性はおなかに赤ちゃんを宿すけど、男性はそれがない。いつ、どうやって父親になればいいのか分からないという葛藤が自然に描かれているところもいいなと思いました」

「ことねは特殊な技術が必要な役ではないので、大事にしたのは心の持ち方でした。特に子どもを持つ女性というリアリティーがないと成立しないと思ったので、子育てをしている友達に話を聞いたり、育児マンガをたくさん読んだりして参考にさせていただきました。『ああ、こんな瞬間に母親になったと感じるんだ』とか『こんな時間に幸せを感じるんだ』とか、いろいろと勉強になりましたね」

ナマハゲは、秋田県男鹿市で大みそかに行われる伝統行事。数人の青年が鬼の面をかぶって家々を訪れ、「泣く子はいねぇが!」と叫んで子どもたちを怖がらせる。18年にはユネスコの無形文化遺産にも登録された。

「ナマハゲって、『鬼がやってくるから、1年間良い子にしてなきゃだめよ』っていう、子どもに対する戒めの行事という印象だったんです。でもこの作品では親が子を守り、子を守ることで男を父親にしていくという、父性の象徴のような文化でもあるという佐藤監督の解釈を聞いて、この伝統文化を受け継いでいく重要性も感じましたね。

実際に触れると、鬼の面はかなり重くて、『こんなに重いものをかぶって家中を走り回るんだ』と思いました。劇中でたすくの父親が木を彫って作るように、地元の人たちの心がこもったものだと知って、現場に置いてあるだけでも、存在感がすごかったです。

完成した映画は、たすくが一歩を踏み出す姿に、エールをもらえるような作品になったと思います。私自身も、この作品を通して少し強くなった気がします。母親の役を演じるのは初めてでしたし、演じるうちに芯の強さみたいなものが芽生えてきて、何か吹っ切れるような感覚がありました」

アイマッサージ機でリフレッシュ

もともと書家を目指していた吉岡さん。地元の大学でも書を追究していたが、一方で演劇や映画に魅了され、女優を志すようになった。週末になると高速バスで上京し、オーディションを受けては落ちる日々を繰り返したという。

「たすくが深夜バスに乗るシーンを見て、懐かしいなあと思いました。行きはいいんですよ。仕事をつかもうと、希望に燃えているので。でも帰りは『私、大丈夫かな。もう何年もこういう生活しているけど』って落ち込む。眠れないバスの中からこっそり外を見ると、工場の光がキレイで。今も夜の工場を見ると、エモーショナルな気持ちになります。つらいときに救ってもらったのは、ファンレターです。『私たちは一番の味方ですから』って書いてあって。それに毎回、泣かされました。そのお手紙は私の宝物で、今でも全部大事に取ってあります」

最近の愛用品として挙げてくれたのは、パナソニック製のアイマッサージ機。

「パソコンを使ったりすると、目が疲れるじゃないですか。アイマッサージ機は眼精疲労に悩んでいる方にもオススメです。私は寝る前に着けて、目がむくまないようにしています。

フレームも、まだまだ絶賛探し中です。私は漫画家の松本大洋さんの大ファンで、30周年記念のポスターを持っているんです。そして某番組に出演した際にその話をしたら、松本さんが『吉岡里帆さんへ』とイラストを描いてプレゼントしてくださったんですよ。すごくうれしかったんですけど、その素晴らしい絵をいったいどんなフレームに入れればいいのか、もうずっと悩んでいます(笑)。いつかその絵にふさわしいすてきなフレームと出合いたいですね」

吉岡里帆
1993年生まれ、京都府出身。2013年より女優としての活動を始め、16年に出演したNHK連続テレビ小説『あさが来た』、17年のドラマ『カルテット』で注目を集める。18年の『きみが心に棲みついた』で連続ドラマ初主演。以降の主なドラマに『健康で文化的な最低限度の生活』『時効警察はじめました』、映画に『パラレルワールド・ラブストーリー』『見えない目撃者』『Fukushima 50』など。写真集『里帆採取 by Asami Kiyokawa』(集英社)が発売中。

『泣く子はいねぇが』

秋田に住む、たすくとことね。娘が生まれたものの父親としての自覚が感じられないたすくに、ことねはいら立っていた。大みそかの夜、たすくは地元の伝統行事「ナマハゲ」に参加して酒に酔い、全裸で街を歩く姿をテレビに撮られてしまう。離婚し、地元にもいられなくなったたすくは逃げるように上京する。しかしことねと娘への思いが断ち切れなかったたすくは、2年後、地元へ戻る。監督+脚本+編集・佐藤快磨 企画・是枝裕和 出演・仲野太賀、吉岡里帆、寛一郎、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎 11月20日全国ロードショー

(文 泊貴洋、写真 藤本和史)

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
画面例: 日経電子版 紙面ビューアのハイライト機能
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_