血液の「にごり」10秒で分かる 採血なし小型の脂質計

空腹時と毎食前に「にごり」をチェック

キャライドを借りて、実際に自分の食生活を確かめてみた。計測機器は、幅45×高さ60ミリで重さ40グラムという、携帯しても苦にならないサイズ。この計測機器とスマートフォンをBluetoothで接続し、専用アプリを介して計測データをやり取りする。

計測したデータはBluetooth接続したスマホへ転送。専用アプリを使って、にごりのレベルや推移を確認する

計測方法は実に簡単。前腕部の静脈に機器背面のセンサーを当てて、計測ボタンを押すだけ。センサーが静脈を検知すると計測が始まり、約10秒間、機器を動かさないように軽く押しつけていれば計測完了だ。ほどなく接続したスマホへデータが転送される。にごりのレベルは10段階で表示され、筆者が食前に計測した限りではレベル2~4くらいで「正常」か「少なめ」という結果が多かった。

測定には前腕部の静脈を使う
本体背面のセンサーが静脈の真上に来るように位置を調整する
本体のボタンを押すと、正しく静脈の上にセンサーがあるかどうかを判断し、問題なければ測定を開始。約10秒間動かさずに待つと、測定結果がスマホへ転送される

逆に食後3時間ほど経過したタイミングや、揚げ物をたくさん食べた後の食前などでは、レベルが6前後と高めになったことも。このように高めの数値だったときは、次の食事を肉ではなく魚をメインにしたり、ラーメンではなくそばにしたりするように心がけると、次回の計測時には正常値に戻った。毎食前に検査すれば、適切な食事内容を考える指針になる。アプリには食事内容を写真で記録できる機能もあるので、毎回、撮影しておくと食事とにごりの相関関係も把握しやすくなるはずだ。

食事をして2時半ほど経過した時点での計測結果。「やや濁っている」という判定だった
次の食事前には問題ないレベルに下がった

にごりを測定する基準として、空腹時(起床後)に計測する必要があるほか、計測する静脈を変えないようにするといった注意点はあるが、慣れれば計測は1分もかからない。こうした手軽な使い勝手と、健康管理の仕組みが評価され、キャライドは地方自治体が手がける生活習慣病予防(改善)の保健指導にも活用されているという。食生活の改善に「にごり」という目安を取り入れたい人にはお薦めの一品だ。

(ライター 原如宏)

MONO TRENDY連載記事一覧
注目記事
MONO TRENDY連載記事一覧