レトロな街並みの門司港で約30分の観光停車

噴水ショーも停車時間に合わせて特別作動

昼食を終えると列車は福岡県へ入り、国の重要文化財に指定されている門司港駅へ到着。ここではレトロな街並みや関門海峡の散策も楽しめます。何度も訪れている街ですが、この列車で訪問すると新たな気持ちになれるのは不思議です。

4号車マルチカーで車内イベント

映像モニターを使って、クイズやイベントが行われるのも新しい

門司港駅を発車後、マルチカーでは客室乗務員による車内イベントが開催されます。この日は「シュガーロード」ゆかりの「金平糖(こんぺいとう)」の紹介。金平糖の歴史などをモニターで解説。試食した味当てクイズ、名前の由来などのクイズもあります。この車内イベント・体験は各コース予約制(有料・無料があり)で行われています。

その後は、日曜コース「青の路」の旅を振り返る5つのエピソード紹介。5日間乗ると35のエピソードに触れることができます。

プロジェクトリーダーが語る思い

プロジェクトリーダーの堀篤史さん(右)と

5時間に及ぶ旅も、間もなくゴールが迫ってきました。試乗会に乗り合わせていたJR九州のプロジェクトリーダー、鉄道事業本部営業部営業課(新D&S列車プロジェクト)担当課長の堀篤史さんに、この列車のポイントを改めて聞いてみました。

――今回のプロジェクトのポイントを教えてください。

「水戸岡(鋭治)先生の素晴らしい車両、地域のおもてなし、客室乗務員が30年あまり積み重ねてきた車内サービスの3つです」

――僕はこの車両、運行スタイル、元からある九州の観光資源の3つの柱だと思っています。

「さすがですね!」

――今回あえて787系をリニューアルされた点、かえって足かせになっているかと思いますが、そのあたりはいかがですか。

「787系という車両は当社の看板列車で、これを使いたいという思いがプロジェクトの立ち上がる前からあり、それがようやく結実しました。私も初任地が鹿児島でしたので思い入れがある車両で、九州の皆様にもなじみがある車両だと思っています。この車両をPRすることによって九州へ来ていただき、来ていただいた際は九州を存分に周遊していただきたいなぁと思っています」

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旅の終わりは「粋な計らい」の豪華共演