Surface Go 2はwithコロナ時代の最適マシンか

日経クロストレンド

日本マイクロソフトの10.5型Windowsタブレット「Surface Go 2」。一般向けモデルの直販価格は5万9800円(税別)から。キーボード兼カバーとペンはオプション
日本マイクロソフトの10.5型Windowsタブレット「Surface Go 2」。一般向けモデルの直販価格は5万9800円(税別)から。キーボード兼カバーとペンはオプション
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日本マイクロソフトは、Windowsタブレット「Surface Go 2」を5月に発売した。従来モデルと同じ大きさで、ディスプレーサイズやマイク性能、処理性能を強化し、価格も手ごろ。テレワークやオンライン授業など、withコロナ時代を意識したモデルに仕上がっている。

サイズはそのままでディスプレーを大型化

「Surface Go 2」の大きな特徴は小型軽量で携帯しやすいこと。従来モデルの「Surface Go」は、コンパクトなモバイルPCとして人気を集めた。Surface Go 2も最軽量モデルで544グラムと、従来モデル(最軽量で522グラム)とほぼ同じ重さとサイズだ。手に持ってみると、薄い板状のデザインなので片手で楽に抱えられるし、引っかかる突起部分がないため薄いビジネスバッグでも楽に出し入れできる。

背面にスタンドがあり、自由な角度で自立させられるのが特徴。オプションのキーボード兼カバーを取り付ければ、2in1タイプのモバイルPCとして利用できる
小型軽量で持ち運びやすい。オプションのペンはマグネットで本体側面に取り付けられる

従来モデルはその小型軽量が法人向け市場で評価され、想定以上の売れ行きを示したそうだ。日本マイクロソフトSurfaceビジネス本部の小黒信介本部長は「Surface Goはオフィスや工場向けの需要も大きかったが、法人向け市場で出荷台数が最も多かったのは、小型で持ち運びやすさを高く評価した教育市場だった」と語る。コンシューマー市場でも一般的なモバイルPCとしての需要だけでなく、子供や女性が使うPCとしての人気が高かったという。やはり小型軽量がこのモデル最大のセールスポイントなのは間違いなさそうだ。

Surface Go 2は従来モデルとほぼ同じデザインで、ディスプレーが10型から10.5型に拡大された。わずか0.5インチの差だが、従来モデルと並べると、かなり見やすく感じられる。ディスプレー周囲の額縁部分が狭くなったので、画面に集中しやすくなった。解像度は従来モデル(1800×1200ドット)より高い1920×1280ドットになり、精細感が増している。明るさや発色にあまり差は感じられないが、従来モデルでも十分な画質だったので問題はないだろう。

下は従来モデルのSurface Go、その上にSurface Go 2を重ねてみた。ディスプレー周囲の額縁部分を狭くすることで、画面サイズを大きくした

マイクを強化 ビデオ通話に強くなった

ディスプレー上部にはカメラとマイクを搭載し、ビデオ会議などに活用できる。新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレワークが定着しつつある現在、ビデオ会議で自分の音声が明瞭に伝わらず、もどかしい思いをした経験のある人は多いだろう。Surface Go 2ではそうしたトラブルを減らせるように、Surface Pro 7などの上位シリーズと同じマイクを新たに搭載した。これによって従来モデルよりも音声が明瞭になり、周辺の雑音も抑えられるようになった。

実際に従来モデルとSurface Go 2に向かってそれぞれしゃべりかけて録音した音声を比較してみた。マイクの近くで話したときはあまり違いを感じられないが、マイクから50~60センチほど離れた位置から話すと、Surface Go 2のほうが明瞭であることが実感できた。周囲の雑音もSurface Go 2のほうが気にならない。ビデオ会議やオンライン授業で大きな恩恵を受けるだろう。

フロント側のカメラは従来モデルと同様にWindows 10の生体認証機能「Windows Hello」に対応し、顔認証でサインインが可能だ。パスワードを入力する手間や入力時に盗み見られる心配がなく、自分の顔を映すだけで素早くサインインできる。

テレワーク需要でLTEモデルが人気

従来モデルのCPUはPentium Goldのみだったが、Surface Go 2はPentium Gold搭載モデルと、より処理性能の高いCore m搭載モデルが用意された。ただしSurface Proシリーズが搭載するCore iシリーズに比べると処理性能は低く、3Dグラフィックスや動画編集、CADなど高い処理性能が必要な用途には向いていない。マイクロソフトオフィスを使う、Webブラウザーでインターネットを利用するといった用途が中心だろう。

メインメモリーはモデルによって4GBまたは8GBとなっている。Windows 10をスムーズに動作させるために4GBでは心もとないので、できれば8GBモデルを選択したい。ストレージは64GBのeMMCまたは128GBのSSDで、法人向けに256GBのSSDを搭載したモデルを用意する。「テレワーク需要により、自宅で使うメインマシンとして多くのデータを保存できるようにした」と小黒本部長は説明する。

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