テレワークでだらけない 朝の習慣変え、仕事の質UP仕事と遊びの境界線をなくす「公私混同力」のススメ(8)

2020/4/23
在宅勤務のときこそ「朝時間」を上手に活用する(写真はイメージ=PIXTA)
在宅勤務のときこそ「朝時間」を上手に活用する(写真はイメージ=PIXTA)

「キャリア迷路(モヤキャリ)」から抜け出すためのコミュニティーを主宰する池田千恵氏によると、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が進むことで今までのペースが乱れたときは朝の日課「モーニングルーティン」を変えれば仕事がはかどるそうです。今回はその理由とコロナ長期化にあたっての対策について池田氏が解説します。

急速に仕事と家庭の「公私混同」が進んでいる

新型コロナウイルスの影響はとどまるところを知りません。不要不急の外出を控えるなか、多くの方がテレワーク、時差通勤、遠隔教育などの対応を余儀なくされています。自分が新型コロナに罹患(りかん)してしまうのではないかという不安、今まで慣れ親しんだ仕事や生活のリズムを変えざるを得ないストレスに襲われることも。学校休校や保育園の自粛、共働き夫婦が同時に在宅勤務などで集中力の維持もままならない状態で、物事が計画通りにいかずにイライラしてしまうことも多いことでしょう。医療や介護の現場、流通などインフラに関わる方々は頑張っているのに、私は何をやっているんだと、自分を責めてしまうこともあるでしょう。

本連載のサブタイトルにもなっている「公私混同力のススメ」とは、仕事やプライベートの区別をキッチリ分けることをせず、境界を曖昧にしたまま、これまで培ってきた全ての経験を展開し、会社で成果を出したり、副業で相乗効果を発揮したりする能力を養うという提案です。今までは主に心がけ(マインド面)についての提案をしてきましたが、今回マインドが追いつかないまま強制的、かつ急激に制度(ハード面)が「公私混同」の方向にシフトしており、変化についていけない方もいるかもしれません。

テレワークの効率アップには朝活が有効

私たちは今まで、「通勤」「対面での仕事」「職場で同僚と一緒にデスクで仕事を頑張る」という、ある意味「意志」や「やる気」を出さなくてもよい「強制力」によって仕事の生産性を上げてきた部分があったと気付かされました。他の人に決められたスケジュールに沿って動くほうが圧倒的にラクだからです。

しかし強制力が急になくなった今、自分で自分を良い方向に律して目標を達成する「自律力」が必要になってきます。出社の強制がないテレワークにおいては、自分がどんな状態だと力を出せるかを知り、うまく「自分を乗せる」ことが必要です。

筆者は「朝活」関連本を多く執筆しており、生活リズムを整える習慣化について11年以上研究しています。今回朝活で生活リズムを整える方法と、リモートワーク生活を健やかにスムーズに乗り切る方法には共通点があると気付きました。そこで、緊急事態でも心身のリズムを整え、家でも会社と同じように高いパフォーマンスを得るために今すぐ試せる方法について解説します。

「朝活」と聞くと、ものすごく早起きをしなければいけないと思われがちですが、始業前のルーティンを少し変えるだけで劇的に作業効率があがります。さっそく紹介しましょう。

次のページ
不安な今こそ「朝のルーティン」を変えよう