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幅広の平打ち麺を使った「白味噌と豆乳の明太クリーム」(990円・税別)

「一番人気の『炙りたらこのお出汁スパゲティ』はお茶漬けから、『とろろ明太 大葉のソース』はとろろそばから、『白味噌と豆乳の明太クリーム』は味噌煮込みうどんとひもかわうどんから、それぞれヒントを得ました。ひもかわうどんは群馬県名物の幅広の薄い麺で、イタリア・トスカーナ州でよく用いられるパッパルデッレというパスタに似ています。和食を分解してイタリアのパスタとの共通点を見つけ出し、まとめ直す作業を行いました」

こうして生まれたたらことめんたいこを使ったスパゲティのバリエーションは現在、10種類。この中から一番のオススメの「炙りたらこのお出汁スパゲティ」を食べてみた。

たらこをあえた生パスタの上にはあぶったたらこ、シソ、アサツキ、ミョウガ、ノリなどがのっており、だしが入った土瓶が添えられている。彩りも美しく華やかで、我々が知っているたらこスパゲティとは見た目からしてまるで違う。

最初は薬味を混ぜずに普通のたらスパとしていただく。生パスタは小麦の風味がよく引き立っていて、モチモチとした食感がクセになりそう。たらこのプチプチとした食感とよくマッチして、とてもおいしい。

次は薬味と混ぜて。香味野菜のシャキシャキとした食感や複雑な味と香りが加わり、さっぱりと食べられる。

さらにだしを注いで「お茶漬け」感覚で。いや、パスタなので、「スープスパゲティ」ということになろうか。透明なだしを注ぐと、たらこと乳化して白濁したスープになり、めんたいこをのせた博多ラーメンのようでもある。生パスタはアツアツのスープを注いでもコシがあり、最後までおいしくいただけた。

だしを注げばスープスパゲティに

だしは、おわんが添えられているので、そのままスープとしても飲んでもよい。香り高く、コンブとカツオ節から丁寧にとっていることがよく分かった。

私はここで満腹になってしまったが、残っただしに別注文の「しょうがの炊き込みご飯」を入れて雑炊として楽しむこともできる。これは「つけ麺」を食べた後のスープにご飯を入れる「ご飯割り」の感覚だ。

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