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本日入荷 おいしい話

2020/3/27

本日入荷 おいしい話

味付け済みなので、しょうゆを付ける必要もない。端から箸で崩して一口サイズに切って食べる。本マグロにイクラにウニだ。マズいはずがない。ごま油の効いたマグロは舌に残る濃厚な味わい。トビッコのプチッとした食感も楽しい。酢飯には細かく刻んだ大葉が薬味として混ぜられ、味がくどくなりすぎない工夫も光る。

しょうゆ漬けのマグロにイクラやウニをのせ、最後にトビッコを散らして完成だ

「これで税込み3278円は破格」と思い、店長に尋ねると「正直、原価割れしてるので注文が多いとキツい」と苦笑した。現状、1メートルの注文は月に1本ペースとあって、問題ないものの、注文が増えすぎたら価格を見直す可能性もあるという。

1メートルサイズのユッケ寿司誕生には、苦節もあった。都内の韓国料理店から着想を得て、18年9月に前身となる25センチの提供を始めたが、「注文が少なく頓挫。インパクトが弱かったと反省して、生まれたのが1メートルのロングユッケ寿司」と、同店を運営するGlobridge(グロブリッジ、東京・港)の倉田伊吹さんは話す。

SNS映えだけでなく、送別会のサプライズ料理として出されたケースもあった。20~40代の女性客7人ほどが集まった女子会で注文があったという。

かつてのユッケを知る身としては、ユッケ寿司の味は思い出の味と異なるが、ブームの予感はある。ロングヒットとなるだろうか。

(江口 剛)

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