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本日入荷 おいしい話

2020/3/27

本日入荷 おいしい話

牛肉の代わりに馬肉を使ったユッケ寿司もある。大阪市にある創作料理店「ハッシュタグ梅田本店」は長さ30~60センチサイズを出している。30センチなら1人分、60センチだと2人分といったイメージだ。皿には到底のせきれない。板だ。板の上にびっしりのった状態で運ばれてくる。

初めて食べたという市内勤務の男性(25)は「鮮度が良いのか獣臭さもなくておいしい。お酒のお供に合う」と好評。取材中、隣のテーブルに座るカップルから「これ、ヤバい!」という大きな声が聞こえてきた。横目で見ると、そのテーブルの上にもユッケ寿司。「ヤバい!」とは「すごい」といった肯定的な意味で使う若者言葉だ。大学3年生の2人組みは「SNSで見つけて、その長さに衝撃を受けて食べに来た。味も期待通り」と満足げだ。

同店が馬肉のユッケ寿司を出し始めたのは、18年12月の開店当初から。「韓国料理店で牛肉のユッケ寿司が流行し始めていたが、馬肉を出すところは少なかった」と、小田隆児店長は振り返る。今年1月には黒毛和牛などのユッケ寿司もメニューに追加した。和牛の塊肉の表面をオーブンで加熱して、中のレア肉を細かく切って出している。ユッケ寿司は「来店客の8割が注文する一番の売れ筋料理」(同店長)。

上から馬肉、牛タン、黒毛和牛のユッケ寿司

驚異の長さ1メートルのユッケ寿司を出している店もある。東京都板橋区にある居酒屋「酒蔵ゴエモン板橋店」だ。牛肉の代わりにマグロを使っている。あまりの長さに材料の調達や準備に手間もかかる。このため1メートルを食べたい場合は、前日までに予約しておく必要がある。

店を訪ねると、井上雄史店長がつくる様子を見せてくれた。長さ20センチのシャリを5本並べ計1メートルのシャリを作り始めた。次に甘口しょうゆとごま油に卵黄を混ぜたタレで漬けた本マグロをのせ、イクラを置きウニを配置。最後にはトビッコ(トビウオの卵)を散らして完成だ。きらびやかで豪華な見た目に、思わず生唾を飲み込んだ。

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