書き味や開き具合にこだわり、「大人のノート」最新作納富廉邦のステーショナリー進化形「大人のためのノート」後編

上質な紙を使い、書きやすさを追求した「大人」のためのノートを紹介する
上質な紙を使い、書きやすさを追求した「大人」のためのノートを紹介する

スマホや家電製品ほど頻繁ではないが、文具の世界も知らぬ間に進化している。文具に関する知識をアップデートする連載「ステーショナリー進化形」。前回の「手書き生かす仕事向けノート アイテア広げ、検索性も」に続いて今回取り上げるのは「大人のノート」。上質な紙を使い、書きやすさを追求したノートの最新作2モデルを、長年文具を見続けた納富廉邦氏が紹介する。

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前回は仕事に役立つ機能を備えたビジネスノートを紹介したが、実は大人向けのノートは、もう一つのトレンドがある。それは上質な紙を使い、書きやすさと高品質を追求したノートだ。

万年筆ブームも手伝って、製紙会社や製本会社も参入。万年筆で書くことを前提にしたオリジナル用紙を使う「グラフィーロ」(神戸派計画)、シンプルなデザインと筆記具を選ばない安定した書き心地の「MDノート」(デザインフィル)などを中心に、現在、ノートの世界で最もにぎわっているジャンルに成長した。

さらに最近では製本を工夫することでページが180度水平に開くスタイルも人気になっている。例えば、コクヨの「ナンバードノートブック」は、A5サイズの短辺を少し短くしたコンパクトなサイズに、ぴったりと180度開く製本と、全ページにノンブルを付けた製品。シンプルな装丁と扱いやすいサイズ、しっかり書ける紙質に、機能もプラスして、気軽に使えるビジネスノートに仕上がっている。

ぴったりと180度開き、全ページにノンブルを付けた「ナンバードノートブック」(税別1200円)

この路線での注目作が、2019年12月に登場した「Notebook」、そして20年3月に発売されたばかりの「2mm flat notes A5」だ。

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さりげなく使いやすい「Notebook」
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