LEON

2020/3/1

◆ ロンジン
さりげなく知的に見せるアール・デコスタイルの文字盤

「ロンジン ヘリテージ クラシック」自動巻き、SSケース(38.5mm)、レザーストラップ。25万3000円/ロンジン

時計愛好家の間で高い人気を博す、1930年代の時計によく見られた文字盤を蘇らせたモデル。円周と放射状インデックスを組み合わせた“セクターダイヤル”というデザインです。

やや小ぶりのケースサイズと相まって、リアルアンティークと見紛うほどレトロな味わいがあります。インデックスを配置した部分のトーンをわずかに変え、さりげない2トーンカラーとしているところも気品に貢献。

ブルーの時分針とリンクするデニムのようなレザーストラップも、このアール・デコデザインを一層スタイリッシュに見せています。

◆ ハミルトン
伝説のパンダダイヤルが、旬のモノトーンルックにぴったり

「イントラマティック オートクロノ」自動巻き、SSケース(40mm)、レザーストラップ、100m防水。26万円/ハミルトン(スウォッチグループ ジャパン/ハミルトン)

1968年に発売された、ハミルトンの名作手巻きクロノ「クロノグラフA」の復刻版。ケースサイズこそオリジナルより若干拡大したものの、時計ファンが“パンダダイヤル”と呼ぶ白黒2トーンカラーの2つ目文字盤を含め、デザインは細かいところまで忠実に再現されています。

ちなみに搭載する「H-31」は標準持続時間60時間を誇る、ハミルトンご自慢の最新自動巻クロノグラフムーブメント。なのに、お値段がグッと抑えられているのもうれしいポイントです。

◆ ティソ
オリジナルにならい、あえての手巻きムーブメントを搭載

ティソ ヘリテージ2018」手巻き、SSケース(42mm)、レザーストラップ。11万円/ティソ

1943年に誕生し、当時の紳士に愛されたスモールセコンド搭載のシンプルなラウンドウォッチの復刻版。繊細なヘアライン仕上げの文字盤には旧タイプのロゴが据えられ、細めのリーフ針とともにオールドティソの味わいを伝えています。

オリジナルが手巻きであっても、復刻版ではムーブメントを現代的な自動巻きに換装することが多いものですが、これはオリジナルにならってちゃんと手巻きを搭載。ここを好もしく思う時計ファンも多いんじゃないでしょうか。

ちなみに、そのムーブメントはシースルーバックから覗くことができます。地板やブリッジには美しい装飾が施されており、所有欲もしっかり満たしてくれます。

◆お問い合わせ
エストネーション/0120-503-971 スウォッチグループ ジャパン/ハミルトン/03-6254-7371 タトラスインターナショナル/03-5708-5188 ティソ/03-6254-7361 ディータ 青山本店/03-6433-5892 パーキング/03-6412-8217 フィーゴ/03-5772-8348 ロンジン/03-6254-7351

※表示価格は税抜きです。

写真/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/水野陽介 文/吉田 巌(十万馬力)

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[ウェブサイト『LEON.JP』2020年2月21日公開の記事を再構成]

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