価値観合う就職先は… 自分の失敗パターン分析で探す(5)自己分析ワーク編

2020/2/21

元お笑い芸人で、現在は人材研修などのコンサルティングを手掛ける中北朋宏さんが講師役となって、就活生に面接の極意をフィードバックする連載「面接道場」。今回は、自己分析ワーク編。どのような社会人になりたいのか、将来の自己像を描くために、あえて過去を詳細に振り返るワークショップを実施した。

参加者は、明治大学3年の男子学生のDさん。すでにIT企業から内々定を得ているが、この企業に決めるか、まだほかを見るかで迷っているという。Dさんには事前課題で自分のこれまでの人生を振り返る「モチベーション曲線」を書いてもらった。

「モチベーション曲線」から価値観を捉え直す

中北 なぜこういうグラフを書いてもらったのか、その意図をまずお伝えしておきます。私の主な仕事は、お笑い芸人の転職支援です。そのときに使うのがこのモチベーション曲線です。やりたいことがわからなくても、なんとか見つけないといけない。そういうときに役立ちます。モチベーションの上下って何か理由があるはずなんです。きょうは自分の価値観を明確にして、どういう場に行けば自分が楽しく働けるんだろうかということを言語化していただくような場になればと思います。

早速始めましょうか。Dさんは小さい頃、どんな子供でしたか?

D 幼稚園で一番記憶にあるのが、卒園式の日に落書きをしたことですね。自分の名前を残したくて。チョークで屋上に落書きして、園長先生に怒られました。

中北 変わってるね(笑)。

D たぶん人と同じことをするのが好きじゃなくて。

中北 いいね。なんで好きじゃないの。

D 人と同じことをしていたら同じ結果しか得られないので。

中北 小学校で結構下がってますね。何があったんですか。

D 小4のときに学級崩壊したんです。転校生がいて、その子がわりと変わったタイプで、いじめの標的になるような感じだったのですが、先生がひいきしているって皆が言い出して学級崩壊したんです。

中北 なんでそれでモチベーション下がったの? 学級崩壊と自分って関係ないじゃないですか。

D 自分は学級崩壊させたかったわけでもなかったのに、まわりに流されつつ同調してしまったのが嫌だったんだと思います。自分の意思で動いていないなと。このままでいいのかなって思って小4で塾に入りました。

中北 学級崩壊と塾、関係ないやん。

D 学校の仲間と一緒にいるのが嫌だったので。

中北 学校のクラスの何が嫌だったの? 言葉を選ばずに。

D うーん、マイナスにしかならないし、意味がないというか……。リーダー格の子の人柄もあまり好きじゃありませんでした。

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