ビジカジコーデにトートバッグ 上質レザーで大人の品

「30歳を超えたあたりから、『自分が納得できる、ちょっといいものを持ちたい』と思うようになる方が増えてきます。ラグジュアリーブランドのレザーバッグという選択肢に比べ、こういうバランス感のバッグは探すと意外とないんです」

ミンクの毛並み型押し、上品さの中にのぞく遊び心

富山・高岡の「BLEU COMME BLEU THE MAIN STORE(ブルーコムブルーメインストア)」の四柳英子氏にも話を聞いた。薦めてくれたのはTOFF&LOADSTONE(トフアンドロードストーン)のレザートートバッグ。同じレザートートでも、先のsus4cus.の一品とはまた違う印象だ。

「レディースで人気のブランドですが、こちらはメンズモデルです。無地ですが、ミンクの毛並みのような型押し加工がされています。一見するとダークブラウンですが、角度によってはブラックやグレーのようにも見える。深みのある上品なカラーリングですね」

ワントーン濃いカラーを中央の縦ラインに吹き付けることにより、立体感を演出している。鮮やかなネイビーの裏地も上品な印象だ。ビジネスシーンから、カジュアルまで幅広く使える。TOFF&LOADSTONE / ミンク型押しレザートートバッグ 5万1700円税込み

遊び心あふれる一品だが、ビジネスで使っても違和感はないものだろうか。

「お仕事で使うのもいいと思います。底鋲(びょう)が付いているので、しっかり自立しますし、ブランドロゴもないので、主張し過ぎません。実は、同ブランドのロゴ代わりとも言えるのが、真ちゅうの金具部分。見る人が見れば『あ、トフのバッグだな』と分かるディテールです」

あくまで道具 ラフに使ってこそ増す味わい

FACY上の投稿では、「あまりビジネスライクでない」トートバッグを探しているユーザーの声もあった。カジュアルに使えるトートバッグの選択肢も紹介する。

「そもそも、トートバッグが、ひとつの道具として完成しているのがL.L.Bean(エルエルビーン)のボート・アンド・トート」。そう語るのは、東京・吉祥寺の「LIGHT BULB(ライトバルブ)」の店主である江頭慶太氏。ARTS&CRAFTS(アーツアンドクラフツ)のキャンバスレザートートを薦めてくれた。

「長年継続して取り扱っているアイテムです。L.L.Beanのトートも素晴らしいのですが、より大人の男が使うならこっちかなと。ラフに使ってこそ味わいが増す一品です。ベジタブルタンニン染めのキャンバスは、色あせるのではなく、どんどん色が濃くなっていきます」

ちなみに、底面とストラップにはレザーも使われているが、江頭氏は、定期的にバッグ丸ごと洗ってしまうという。

シンプルで長年愛される物作りに定評があるARTS&CRAFTS。ベジタブルタンニン染めのキャンバス地をホーウィン社のクロムエクセル革で補強。機能美を体現する、創業当初からの看板アイテムだ。ARTS & CRAFTS / エイジングキャンバスベーシックトート 3万7800円税込み

「個人的には洗いますし、乾燥機にも入れますね。レザーのシボ感が強くなり、色合いにもより深みが出る。キャンバスの目が詰まるので、長持ちさせるという意味でもおすすめです。使って洗ってという行為を繰り返して、自分の歴史を刻み込んでいく感覚を楽しんでほしいですね」

文:FACY編集部 杉山 遼人(https://facy.jp/)

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