≠ME冨田菜々風 青春ソングを私たちの特徴にしたい
=LOVE(イコールラブ)の姉妹グループとして、2019年2月に誕生した12人組アイドルグループ、≠ME(ノットイコールミー)。「2期生」ではなく、単独のグループとして活動することを前提にオーディションを開催。=LOVEの妹分でありながら、将来のライバルとなりうる可能性も秘める。プロデューサーの指原莉乃は「今までとは違う自分をみんなに経験してほしい」という思いをその名前に込めたという。
この8月にグループ名を冠した初の楽曲『≠ME』をYouTubeで公開。疾走感あふれる青春ソングは再生150万回を超える(12月中旬現在)。2曲目の『君の音だったんだ』は=LOVEの『ズルいよ ズルいね』のカップリングとしてTypeC、Dに収録され、CDデビューを果たしたばかりだ。2曲連続でセンターを務める19歳の冨田菜々風に聞いた。
「初のオリジナル曲『≠ME』でセンターを任されたときは驚きました。指原さんに『力強い歌声が良いから」と声を掛けてもらいましたが、ふさわしいレベルに達しているとは思えなかったし、人の後をついていくばかりの性格だったので。
でも、この夏はイベント(※)でファンのみなさんの前に立つ機会が続いて。やっぱり応援してもらうとうれしいし、もっと認めてもらいたいという気持ちが強くなってきました。
※「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」や「=LOVE ≠ME スペシャルコンサート『24 girls』」、「@JAM EXPO 2019」など
2曲目の『君の音だったんだ』のセンターは、前回とは違って、しっかりやり遂げたいなと強く思っています。『≠ME』を歌っているときは周りのことが全然見えていなくて、少し空回りしてしまったかもしれませんね。メンバーの(谷崎)早耶とご飯に行ったときに、『私が支えるからね』と言ってもらったことも大きいです」
恋のドキドキを感じます
「『君の音だったんだ』はメロディーがすごく爽やかな楽曲。部活の先輩が飛ばしすぎたボールを拾いに行く途中の主人公が、音楽室から聴こえるクラスのマドンナのトランペットの音に心奪われるというストーリーなんです。初めて聴いたときに、パッと状況を思い浮かべやすいし、きっと恋ってこういうドキドキ感があるんだろうなと感じました。
=LOVEさんの曲はいろいろな色がありますが、結成したばかりの私たちは、『好き』という気持ちを伝える青春ソングを特徴にしていけたらいいなって。
目標は=LOVEさんと肩を並べられるぐらいのグループになって、男女幅広い層に愛されることです。いつか、単独デビューができたらいいですね。個人としては、モデルさんに憧れてこの世界に入ったので、ファッション誌のお仕事もしてみたいです」
(ライター 西廣智一)
[日経エンタテインメント! 2019年12月号の記事を再構成]
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