20代の編集者が選ぶ 次世代リーダーが読むべき9冊

左から『PRINCIPLES(プリンシプルズ)』『VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件』『「人生の勝率」の高め方』
左から『PRINCIPLES(プリンシプルズ)』『VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件』『「人生の勝率」の高め方』

気鋭の編集者が20~30代の若手リーダーに読んでほしい自社刊行本の「イチオシ」を紹介する「若手リーダーに贈る教科書」。2019年は「ビジネス」や「生き方」などをテーマに33冊取り上げた。新年を迎えるにあたり、20代の編集者がこの中から仕事に役立つ9冊の「教科書」をピックアップしてお届けする。読書から学ぶ経験を、2020年に飛躍を目指す糧としていただきたい。

「若手リーダーに贈る教科書」の企画・執筆を担当する日本経済新聞出版社の雨宮百子(28)が選書した。書籍は土井英司著『「人生の勝率」の高め方』がKADOKAWA刊、他はすべて日本経済新聞出版社刊。

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キャリアの目標から逆算して行動する発想

私たちは今、時代の大きな転換点を迎えています。2020年以降、将来の不確実性がさらに高まるのは間違いないでしょう。こんな状況だからこそ、20~30代のビジネスパーソンは自身のキャリア形成についてしっかりと考えてほしいと思います。じっくりと通読することをお勧めしたいのが、米国の伝説的なベンチャー起業家が記した生き方の指南書レイ・ダリオ『PRINCIPLES(プリンシプルズ)』です(参考記事 ヘッジファンドのカリスマが実践 成功を呼び込む原則)。ヘッジファンドのカリスマとして成功を収めた著者が、自分の半生を振り返って「成功を呼び込むために必要な人生の原則」を書きつづっています。600ページ近い大著で、内容も骨太です。まとまった時間の取りやすい、お正月の休みに是非とも手にとってみてください。

成功は努力だけでつかめるわけではありません。編集者として数多くのリーダーや経営者の話をお聞きしますが「成功は運やタイミングにも左右される」と実感します。ただしボーッとしていてはチャンスが逃げてしまいます。土井英司『「人生の勝率」の高め方』には、運とタイミングを自分に引き寄せるコツが書かれています(参考記事 ビジネスの成否は選択で決まる 確率を味方にする発想)。ポイントは「成功の確率の高い道を選ぶ」ことです。Q&A形式の記述で読みやすいように工夫されています。

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