水虫、足を洗う習慣で防ごう 毎日同じ靴は履かないいつまでも歩けるための健足術(8)

日経ヘルス

写真はイメージ=123RF
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水虫はいくつかのタイプに分けられるが、それぞれに適した薬で治すのが大切だ。自分の足を健康に保つための「健足術」の連載8回目は、日常生活における水虫感染の予防法を紹介する。スポーツクラブや温泉などをはだしで歩いたら、24時間以内にしっかり洗おう。

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前回「水虫、自己判断で放置は禁物 糖尿病の人は要注意」で説明したように、水虫は足指の間やかかとに起こる「足白癬(あしはくせん)」と爪に起こる「爪白癬(つめはくせん)」に分けられる。さらに足白癬は、趾間(しかん)型、小水疱(しょうすいほう)型、角質増殖型の3つに分けられ、タイプ別にのみ薬か塗り薬で治療する。

そのうち爪白癬については、「一度治ったとしても再発率が非常に高く、やっかいな水虫です」と久道勝也理事長は話す。爪白癬は足白癬が先行して起きていることが多い。まず趾間やかかとなどに水虫が起き、爪白癬が起こるというわけだ。

実は、爪白癬にも種類がある。つま先側から爪の内側に白癬菌が入り込むDLSO(遠位側縁爪甲下[えんいそくえんそうこうか]爪真菌症)がほとんどだが、SWO(表在性白色爪真菌症)のように爪表面の傷口から入り込むものもある。

(イラスト:内山弘隆)

皮膚角質に白癬菌を侵入させない

「この一連の流れを考えると、何よりも大切なことは、白癬菌の皮膚角層への侵入を許さないことです。白癬菌が皮膚内に侵入し、感染が成立するまでに最低24時間かかります。温泉、プール、スポーツクラブといった感染リスクの高い場所を裸足で歩いたときは、24時間以内に必ず足をきれいに洗うようにしましょう」と久道理事長はアドバイスする。

スポーツクラブや温泉でお風呂に入って自宅ではもう足を洗わない、なんてことをしていると、24時間経過していることも。自分は無関係と思わず、しっかり足を洗う習慣をつけよう。

洗うときは、せっけんや洗浄剤をよく泡立てて、足指の間も開き、ていねいに洗い流す。また「濡れている状態で、かかとを軽石などでゴシゴシ強くこすらないこと。角層が傷つくと、そこから白癬菌に感染するリスクが高くなります」と久道理事長は説明する。

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