復活のロングブーツ 「ボリューム落差」で履きこなす宮田理江のおしゃれレッスン

パンツ裾をブーツに収めて、シャープにりりしく

太めのパンツと引き合わせれば、ブーツとのボリューム差が際立ちます

パンツの裾を、ブーツ内に収めるブーツインは、膝から下がすぼまって映るから、若々しくアクティブなルックにまとまります。まるで乗馬姿のようにも見えて、コンパクトな脚線イメージが目に飛び込んでくるのもこの合わせ方の長所です。クリーンな印象のホワイトコーデに、ブラウン系のロングブーツを組み込みました。ブーツインで細感を引き立てたいなら、このように色味をはっきり変えて、コントラストをくっきりさせましょう。パンツとブーツの間にきれいなドレープを作ると、表情が深くなります。ブーツの履き口の上あたりで、パンツを少したるませるのは、さらに膝下(ひざもと)を細く見せる小技です。

堂々とした履きこなしに耐える上質なブーツがおしゃれの主役級に

ゆったりしたシルエットのワイドパンツは人気が衰えを見せません。ロングブーツと組み合わせて、膝下からブーツインすると、ゴルフや登山でおなじみのニッカボッカに似た見え具合に。ボリュームの抑揚がついて、着姿に動きが生まれます。貴族的なムードも漂うから、クラシックや品格を意識する今のトレンドにもマッチ。ワイドパンツのたっぷりしたドレープが穏やかな着映えに導いてくれます。

自由で華やかなブルジョワ・ボヘミアンはタイムレスな魅力

ペイズリー柄で有名な1968年創業ブランドの「ETRO(エトロ)」。クリエイティブ・ディレクターのVeronica Etro(ヴェロニカ・エトロ)氏は、本コレクションで70年代のヒッピー気分をモダンによみがえらせました。ロマンチック感とボーイズテイストも加わって、ニュアンスの深いミックステイストを提案。時代を越えたタイムレスな魅力を大切にする、今の気分を反映しています。

冬の代表的な靴といえるロングブーツは、膝まで届くだけに、装いのイメージを左右するキーピースに役立ちます。クラシックなブルジョワレディー(貴婦人)が注目トレンドに浮上しているなか、品格コーデに整えやすいのも、ロングブーツを取り入れたくなる理由。レッグラインを引き締めてくれる効果とともに、春先の冷えも防いでくれる頼もしいツールでもあるから、着こなしに取り入れてみては。

(画像協力)
エトロ
https://www.etro.com/jp-ja/
宮田理江
ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。多彩なメディアでランウェイリポートからトレンド情報、スタイリング指南などを発信。バイヤー、プレスなど業界経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした解説が好評。自らのテレビ通販ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。 著書に「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(ともに、学研パブリッシング)がある。
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