「ケースが小さい」は正義 小型完全無線イヤホン4選

小さくても存在感あり/「HP-T50BT」

radius「HP-T50BT」(税込み1万978円)。マット加工が施され、手から滑りにくい設計

radiusは米カリフォルニアで、Appleの技術主幹などが中心となり設立されたメーカー。その後日本法人が本社から独立し、現在は日本を拠点にイヤホンやオーディオ機器の開発を行っている。

radiusの「HP-T50BT」は、同じく2019年7月に発売された完全無線イヤホン。ケースの大きさは幅50ミリ×奥行き35ミリ×高さ30ミリほど。「AirPods Pro」が60ミリ×45ミリ×21ミリほどなので、全体的に一回り小さいことになる。小さいながら楕円形のフォルムが手になじみ、持った時に安定感があるのが心強い。

「低域の厚みが感じられ、音の輪郭もしっかり感じられるクリアな重低音サウンドが魅力です」と横尾さんが言う通り、低音がしっかりと出ているサウンド。ボリュームを上げればEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)などのビートの迫力もしっかり体感できるうえ、中高音もくっきり感じられた。

IPX5の防水性能を備え、汗や雨にも強い。連続再生時間はイヤホンのみで6時間、ケース併用で18時間だ。こちらもBluetooth接続は安定感があり、夕方の渋谷駅でも途切れなかった。

装着時は背面のロゴがわずかに光る。この丸いボタンを使ってペアリングや再生・停止などの操作が可能

「イヤホン自体も超小型なので、耳の小さい方にもぴったり収まります。きらびやかでゴージャスなカラーバリエーションもあり、ワンポイントアクセサリーとしてもかわいい」(横尾さん)。カラーはブラック、ゴールド、レッド、ブルーの4色で、メタリックな質感は確かに小さいながら存在感がある。耳が小さく、イヤホンをアクセサリーとして取り入れたい人におすすめだ。

耳の奥までフィット/「MODEL X」

ADVANCED「MODEL X」(税込み9075円)。ケースは側面中央のボタンで開く。ケースにはストラップも装着でき、持ち運びに便利

ADVANCEDは米ニューヨークに拠点を置き、数多くのミュージシャンの声を聞いて開発した「アーティストのためのイヤホン」を手がけるメーカーだ。「MODEL X」は、2019年6月に発売された同メーカー初の完全無線イヤホン。ケースはradiusの「HP-T50BT」とほぼ同じサイズ感で、角が丸みをおびた直方体となっている。

ケースの小ささだけでなく、イヤホンの小ささに驚く。「ハウジングが耳の奥までフィットするように設計されており、耳の奥までしっかり挿し込むことで装着感があがり、ノイズを軽減してくれます」(横尾さん)

本体はタッチパネルで操作。人間工学に基づいたデザインで、安定したフィット感を実現している

装着してみると耳の奥まで入る感覚があり少しくすぐったかったが、安定感があった。音質は高音がきらきらと聴こえ、ボーカルもはっきりと聞き取りやすい。ただ、音量を上げると少しごちゃっとして聴こえることがあった。

連続再生時間はイヤホン単体で5時間、ケース併用で25時間とタフ。Bluetooth接続は安定感があり、夕方の渋谷駅周辺でも途切れることはなかった。ただし、右のイヤホンから先に取り出さないと左右が接続されないという特徴があるので、ペアリングでやや苦戦。購入時にはこの点を考慮する必要がありそうだ。

MONO TRENDY連載記事一覧
注目記事
次のページ
ジャンル選ばず聴き応え/「Air-XR」
MONO TRENDY連載記事一覧