1万円で選ぶSSD サンディスクとサムスンが拮抗

日経PC21

3製品の中では、サンディスクの「エクストリーム ポータブルSSD 」が速く、イチ押しだ。わずかに速度は劣るが、価格が安い日本サムスンの「Portable SSD T5」を次点とする
3製品の中では、サンディスクの「エクストリーム ポータブルSSD 」が速く、イチ押しだ。わずかに速度は劣るが、価格が安い日本サムスンの「Portable SSD T5」を次点とする

年末商戦で店頭がにぎわうこの時期は、良いモノをを安く買える絶好のチャンスだ。そこで読者の関心が高い周辺機器の中からジャンルごとに注目製品をピックアップ。実際に触ってレビューし、オススメの逸品を探した。今日紹介するのは1万円前後で買えるポータブルのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)だ。

大幅な低価格化が進行

USB端子につなぐだけで利用できるポータブルSSDは、USB3.1 Gen2対応の製品を選びたい。性能をフルに発揮するには3.1 Gen2端子を搭載するパソコンに限られるが、搭載パソコンならUSBメモリーやポータブルハードディスク(HDD)などのストレージを圧倒する速度を体感できる。この1年で大幅な低価格化が進んでおり、今なら500ギガバイトが1万円前後で購入できるようになった。ここでは定番の3製品を比較した。

サンディスクのエクストリーム ポータブルSSDを例に、容量別に発売当初からの価格の推移を示した。1テラや2テラといったHDDに迫る大容量モデルは、下げ幅は大きいもののまだ高価だ。500ギガのモデルは1万円前後と手を出しやすい

注目すべき速度は、サンディスクの「エクストリーム ポータブルSSD」がトップで、日本サムスンの「Portable SSD T5」が僅差で続いた。読み出しが約560メガバイト/秒、書き込みが約460メガバイト/秒と、いずれも内蔵するSSDの性能の限界近くまで出ている。

ベンチマークソフトの「CrystalDiskMark」(ひよひよ氏作)で各SSDの速度を測定した。サンディスクの製品は読み出し・書き込みともに最も速かったが、日本サムスンの製品との差はわずかだった

本体サイズはトランセンドジャパンの「ESD240C」がコンパクト。USBメモリーよりわずかに大きい程度で、胸ポケットに入れてもスッポリと収まる。ほかの2つも名刺程度のサイズで、持ち歩いたりして邪魔に感じることはなかった。

もっと安くポータブルSSDを手に入れるなら、一部の家電量販店やショッピングサイトが扱う「販路限定モデル」を狙いたい。容量480ギガが7000円を下回る低価格で販売されており、ワンランク上の960ギガモデルも1万円程度と射程範囲内だ。紹介したバッファローとアイ・オー・データ機器の2製品は、アマゾンならどちらも販売されている。

格安帯のUSB3.0(3.1 Gen1)モデルで注目なのは、特定の量販店やショッピングサイトでのみ販売されている販路限定モデルだ。先に紹介したUSB3.1 Gen2接続の製品にはかなわないが、それでもHDDより速い。容量480ギガの製品が6000円台から購入できる

ただこれらの格安品は、パソコンとの接続がUSB3.0 3.1 Gen1端子なので、読み出しが300メガバイト/秒程度と、前述した3.1モデルと比べると速度面で見劣りするのは否めない。3.0しか搭載しないパソコンに接続して使うのが妥当だろう。

速度重視なら高速化技術を搭載した「NVMe」モデルを選択肢に入れてはどうだろうか。サンディスクの「エクストリームプロ ポータブルSSD」は読み出し・書き込みともに実測値が900メガ/秒を優に超える。

「NVMe」という高速化技術を搭載している製品もある。最大1000メガ/秒超と速く、今後の外付けストレージの主流となる可能性が高い。価格は1万円台半ば程度とまだ高いが、大量の写真のコピーやデータのバックアップなどで大幅な時間短縮が可能になる

[注]ここに掲載した製品の価格は、11月上旬時点での「価格.com」の最安値を基準としている。掲載価格と実際の販売価格が異なることがある。

[日経PC21 2020年1月号掲載記事を再構成]

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