携帯用SSDどう選ぶ 高速タイプもUSB次第で大減速

日経PC21

SSDは小型で持ち歩きに便利。USBメモリーと同程度のサイズの製品もある
SSDは小型で持ち歩きに便利。USBメモリーと同程度のサイズの製品もある

パソコンのUSB端子に挿すだけで動作するポータブルのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)は、今注目の携帯ストレージだ。何といっても読み書きが高速で、1000メガバイト/秒を超える高速モデルもある。この1年で大幅な低価格化が進行、3000円台から入手できるようになった。

しかも最近は、小型・軽量化と大容量化が一段と進行中。ハードディスク(HDD)のような機械駆動部品がないSSDは、落としても壊れにくい。まるでUSBメモリーのような感覚で使えることから、ほかの携帯ストレージを駆逐する勢いだ。

ポータブルSSDには1000メガバイト近い順次(シーケンシャル)読み書き速度を持つモデルがある。ただし、パソコン側のUSB3.0(別名3.1 Gen1、新名3.2 Gen1x1)や2.0の端子に接続すると極端に速度が落ちてしまう。パソコン側の端子との組み合わせが肝心だ

だが、そのSSDを生かすも殺すもパソコンの端子次第という事実をご存じだろうか。例えば高速なUSB3.1(別名3.1 Gen2)に対応したSSDをパソコンのUSB3.0(別名3.1 Gen1)端子に挿すと、速度は約半分に落ちてしまう。USB2.0端子では何と30分の1以下まで急落だ。端子を考慮せずポータブルSSDに手を出すのは早計。基本知識を身に付けよう。

サンダーボルト3とNVMeは550メガの壁突破

ポータブルSSDは、製品の売り文句となるキーワードを基に「2.5型SATA」「小型SATA」「NVMe」「サンダーボルト(TB)3」の4タイプに分類すると製品を選びやすい。サイズは2.5型SATAタイプがポータブルHDDと同程度で、あとはひと回り小さい。

ポータブルSSDには4つのタイプがあり、それぞれの代表的な製品の大きさを示した。2.5型の製品はポータブルHDDと同程度の大きさだが、ほかはもっと小さくて携帯しやすい

タイプによって読み書き速度は大きく違う。2.5型と小型のSATAは最大550メガ/秒で頭打ち。一方、NVMeとサンダーボルト3はその壁を越え、それぞれ1000メガ、3000メガに達している。速度の面ではNVMeとサンダーボルト3が圧倒的だ。とはいえ、SATA製品でも外付けHDDやUSBメモリーよりはずっと速いので、既存の携帯ストレージを置き換える価値は大いにある。

気を付けたいのは前述したようにパソコン側の端子だ。いくらNVMe製品でもUSB3.0や2.0に接続すると劇的に遅くなり、高価な高速SSDが宝の持ち腐れになってしまう。

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