「天気の子」森七菜 変化うれしい菅田先生の卒業祝い

2019年は「天気の子」が大ヒット、2020年1月には岩井俊二監督作品も公開される森七菜さんが持ってきてくれたのは革製の台本カバーだった
2019年は「天気の子」が大ヒット、2020年1月には岩井俊二監督作品も公開される森七菜さんが持ってきてくれたのは革製の台本カバーだった

大ヒットしたアニメ映画「天気の子」でヒロインの声優を務めた森七菜さん。現在、戸田恵梨香さんが演じる役の少女時代を演じた「最初の晩餐」が公開中、来年1月には岩井俊二監督の「ラストレター」が公開を控えている。そんな18歳が大切にしているモノと見せてくれたのは、革製の台本カバーだった。

卒業記念に「先生」がくれた台本カバー

革製の台本カバー。見返しにはカードを入れるスリットやペンホルダーになるような切り込みが入っている

「これはドラマ『3年A組‐今から皆さんは、人質です‐』で共演した菅田将暉さんからいただいたものなんです。『3年A組』は、Huluオリジナルストーリーの『3年A組‐今から皆さんだけの、卒業式です‐』を撮って、3月にクランクアップしました。そのとき、出番はないのに(先生役で主演の)菅田将暉さんが現場に来てくださったんですよ。それで全員に(劇中の)卒業証書と一緒に手渡ししてくれたのが、この台本カバーでした」

「3年A組‐今から皆さんは、人質です‐」は、卒業式直前に教師がクラスの生徒全員を人質に取って学校に立てこもるというドラマ。菅田さんは生徒を人質に取る教師、森さんは電脳部の生徒を演じた。

「箱が大きかったので最初は何が入っているのか想像がつかなかったんですけど、箱を開けると、この台本カバーが入っていて。台本は、役者がいつも持ち歩くもの。『(台本を)大事にしろよ』って、教えをもらっているような気がしましたね。

お気に入りのポイントは、本革で高級感があるところ。おしゃれなんですよ。見えないところに切り込みが入っていて、ペンも入れられるし、いただいたお名刺も刺せる。革のしおりも付いていて、万能です。しかも柊一颯(ひいらぎいぶき/菅田さんの役名)にかけた『ブッキブッキレコード』っていう、架空のレーベルみたいなロゴも刻印されている。こだわりの逸品をいただいたっていう感じで、すごくうれしかったです」

背面にはドラマにちなんだブランドの刻印が押されている

ブックカバーを代用したり、オーダーメードしたりする人も多い、業界人の仕事道具「台本カバー」。森さんも仕事を始めた当初から台本カバーを使っていたという。

「台本カバーはこれが3代目です。初代は中学生の頃、最初に出させていただいたドラマ(Amazonプライム・ビデオオリジナルドラマ『東京ヴァンパイアホテル』)のときに自分で文房具屋さんに行って買いました。素材は緑のフェイクレザーで、中学生のお小遣いで買えるものなので安かったです(笑)。2代目はファンの方がくださった、本当の革のもの。それもすごく気に入っています。連続ドラマの撮影に入ると、持ち歩く台本も1冊じゃなくなるので、そのときにまた使いたいですね。

そして3代目が、菅田さんにいただいたものです。使い始めたときは、革が硬かったんですよ。でも長く使うにつれて軟らかくなってきた。そういう変化が革の良いところですよね。使えば使うほど愛着も湧きますし、これからこの台本カバーがどうなじんでいくのか楽しみです」

デビュー当時、台本カバーを自ら買いに行ったという森さん。「文房具は、こだわるときはこだわります。新学期に『勉強がんばろう!』と思って、全部新しいものに買い替えたりするんですよ。かと思うとこだわらないときもあって、友達に借りたり(笑)。東京と大分を行ったり来たりで、東京からそのまま大分の学校に行く日もあるんです。そういう日は、よく後ろの席の子に『シャーペン貸して~』とお願いしたりしていますね」

昔のビデオを見て小学生の演技を研究

公開中の出演映画「最初の晩餐」は、死んだ父親が残した思い出の料理を通じて、家族が絆を取り戻していく姿を描いたヒューマンドラマだ。森さんは、戸田恵梨香さん演じる長女・東美也子の小学生から高校時代までを演じている。