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スマホ料金改定 解約金下がっても旧契約は時期に注意

格安SIM最前線

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NIKKEI STYLE

NTTドコモKDDI(au)は10月1日、新しい料金プランの提供を開始した。注目は、定期契約が終わる前にキャリアを変更した場合などに発生する解約金。これまでは9500円(税別、以下同)だったが、この金額が引き下げられたのだ(ソフトバンクはすでに解約金がない)。改めて、これまでと何がどう変わったのかを整理してみよう。

解約金が9500円から1000円へ

今回の新プランは、同日から施行された改正電気通信事業法にともなう一連のサービス改定を締めくくる動きだ。

10月から提供が始まったドコモとauの料金プランを、9月末まで提供されてきた従来のプランと比較すると、2年単位の定期契約「あり」の場合における通信容量や月額料金については、大きな変化はない。

変わったのは、定期契約をめぐる2つのポイントだ。

1つ目は、ニュースなどでも報じられている中途解約時の解約金。

これまで定期契約がある料金プランを契約した場合、2年ごとに設けられている更新月に解約や他社への乗り換えをすれば解約金はかからないが、更新月以外では9500円の解約金が請求されてきた。定期契約が「2年縛り」と呼ばれてきたのは、これが理由だ。

今回のプラン改定では、この解約金が従来のほぼ10分の1となる1000円まで引き下げられた。中途解約時の1万円近い追加出費は乗り換えをためらわせるのに十分な金額だったが、これが1000円で済むとなれば、今まで以上にキャリアを乗り換えやすくなるはずだ。

「定期契約なし」も値下げ

2つ目は、定期契約「なし」を選んだ場合の月額料金だ。

大手キャリアでは定期契約がない料金プランも提供しているのだが、従来の料金プランでは定期契約の有無によって月額料金に無視できない差があった。NTTドコモとauの場合は、定期契約なしのほうが毎月1500円も高かった。この差額が、新しい料金プランでは170円まで引き下げられたのだ。

たとえばドコモの大容量プラン「ギガホ」の場合、月額料金は2年間の定期契約ありだと6980円だ。定期契約なしの月額料金は、9月までは8480円だったが、10月1日からは7150円まで安くなった。

ただし、差額は月170円とはいえ、2年間使うと合計で4080円になるので、長期間契約し続けるなら定期契約ありのほうが得なことに変わりがない。特に今回、解約金が1000円になったので、半年以上使い続けるなら、定期契約ありを選んだほうが出費は抑えられる。

そんな事情を考慮したのか、9月13日から提供を開始した料金プランにおいて、定期契約そのものを廃止したのがソフトバンクだ。定期契約の有無で月額料金に差が生じることもないし、いつ解約しても解約金は掛からない。

また、大手キャリアのサブブランドであるワイモバイルやUQモバイルも、10月1日に提供を始めた新料金プランでは定期契約とそれにともなう解約金を廃止した。サブブランドはショップ店頭でサポートが受けられたり通信品質が良好だったりすることから、格安SIMのなかでも人気が高い(記事「新iPhone登場でスマホ見直し 携帯会社に3つの選択」参照)。解約金がなくなったことで、今まで以上に選びやすくなったと言えるだろう。

ドコモはプラン変更時に注意が必要

従来のプランよりも柔軟性が高くなったといえる新プラン。ほとんどの人にとってこちらのほうがメリットが大きいのは間違いない。自動的には新プランに変更されないので、これからも同じキャリアを使い続けようという人も、新プランへの変更手続きを行ったほうがいいだろう。

ただし、料金プランを変更できるタイミングや、新たな定期契約の条件が適用される時期が、キャリアによって異なるので注意が必要だ。

auとソフトバンクでは、すぐにでも新しいプランに申し込むことができる。新しいプランへの変更が完了し次第、auの場合は解約金が1000円に、ソフトバンクの場合は定期契約そのものが廃止された状態になる。

サブブランド2社のうち、ワイモバイルはすぐに新しいプランへ申し込めるが、プラン変更と同時に旧プランの契約解除料9500円が生じてしまう。ただし、契約から2年以上が経っている場合や、機種変更にあわせて新プランに申し込む場合は、契約解除料が生じない。

UQモバイルは現在契約している定期契約の更新月まで、新しいプランに変更することはできない。料金プランの変更手続きは更新月の前月から申し込むことができる。

少し複雑なのがドコモの場合。すぐに新しいプランに申し込むことはできるが、従来のプランで契約していた定期契約が更新月を迎えるまで、古いプランの条件が継続するのだ。

たとえば、2020年4月に更新月を迎える人が、2019年11月から新しいプランに変更したとする。この場合、2020年3月までにドコモを解約したり、他のキャリアに乗り換えたりすると、新プランで引き下げられた1000円ではなく従来通り9500円の解約金が請求されてしまう。

新しいプランが導入されたのをきっかけにキャリアを乗り換えようと考えている人は、いま契約しているキャリアの条件をしっかり確認した上で、乗り換えのタイミングを見定めてほしい。

松村武宏
1979年、長野県生まれ。国立長野工業高等専門学校・電子制御工学科を卒業後、ものづくり・接客業を経てライターの道へ。わが子の成長を見守るかたわら、信州佐久からモバイル情報を発信中。NIKKEI STYLEでは「高速道路グルメ」も連載中。

(イラスト 鈴木エヌ)

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