リーダーが語る 仕事の装い

「スーツ3着、靴は3足でいい」若きトップの服装哲学 モンブランジャパンCEO シャルル・ラングロワ氏(上)

2019/9/12

「月~木はクラシックなスーツです。金曜日だけは最近少し、カジュアルにしています」と話すシャルル・ラングロワ氏(東京都中央区のモンブラン銀座本店)

2018年4月にモンブランジャパンの最高経営責任者(CEO)に着任したシャルル・ラングロワ氏(39)がヘビーローテーションするのは3着のスーツと3足の靴だ。「スーパーハイクオリティー」と全幅の信頼を寄せるテーラーのスーツは体形の良さを引き出してくれる、完璧なデザイン。合わせる靴はクラフツマンシップが息づく3足だけだ。いつの時代にも通用する、クラシックなものを長く愛する。「靴を20足も持つ必要はないでしょう?」。高級ブランドの若きトップの揺るぎない服装哲学を聞いた。

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■信頼する1人のテーラーのスーツしか着ない

――長身でグレーのスーツがお似合いですね。高級ブランドのトップとなると、仕事ではやはりスーツ一辺倒ですか。

「月曜日から木曜日まではクラシックなスーツと決めていて、金曜日だけは少しカジュアルにしています。最近のファッションブランドが次世代に向けて若々しいスタイルを打ち出したり、日本でオフィスでのカジュアル化が進んでいたりするので、金曜日だけはクラシックとカジュアルをミックスした装いを心がけています。ですが、私は流行が移ろうファッションは好きではなく、クラシックなものが好き。クラシックは永遠に続くものですから」

――スーツはいつもテーラーの仕立てですか。

「僕が信頼するテーラー、イーサンに出会ってからは、彼の作る服以外は着たくありません」

「1950~60年代のクラシコイタリアが好みです。信頼するテーラー、オーストラリア人のイーサン・ニュートンさんの影響が大きいですね。私は日本に来る前はドイツ、その前は香港で仕事をしていました。イーサンと初めて会ったのは8年ほど前の香港。偶然なことに3年ほど前から彼は日本を拠点に仕事をしており、東京で再会しました。もう、彼のスーツ以外は考えられません。別のテーラーで以前仕立てたスーツを1~2着持っていますが、今はまず着ません。年中、イーサンの3着で仕事をしています。イーサンの仕立てた服はほかにジャケットを1枚持っています」

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