Men's Fashion

靴2足あれば自在 平成の洒落者のコーデ技

How to

2018.12.29


MEN'S EX

装いを大きく変えずとも、靴&小物でアレンジを効かせれば、印象を自由に操ることができる。お洒落業界人たちに自らの着こなしで実践してもらった。




[ FILE #1 ]

ユナイテッドアローズ メンズプレス

藤原和広(37歳)さんの場合

VASS SHOES & NEW BALANCE for UNITED ARROWS/「バーシュ シューズ」 & 「ニューバランス フォー ユナイテッドアローズ」

左:1978年ブダペスト創業のビスポーク靴ブランド。ボックスカーフの光沢に小振りのヒールカップが上品だ。グッドイヤーウェルト製法。 15万円(ザ ソブリンハウス)

右:最新モデル「990v4」を、ナイロンメッシュとスエードのコンビ、アンティークホワイト仕様にした米国製の別注品。 2万8000円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)

ダブルモンク靴は、藤原さんにとって何よりも汎用性の高いドレス靴なのだそう。「紐靴ほど堅すぎず、かといってスリッポンほど軽すぎない、ちょうどいいバランス感が、今どきのスーツスタイルに馴染みます」。シャツ&タイを脱いで白スニーカーを合わせただけで、スーツを使ったリラックススタイルを披露してくれた。「程よいボリューム感を出せるところがニューバランスの魅力。冬にあえて真っ白のスニーカーが今の気分です。首元がちょっと寂しいので、色物の大判マフラーでアクセントを加えるといいバランスに」。 スーツ22万円/カルーゾ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) タイ1万5000円/フィオリオ、シャツ2万円、カーディガン3万2000円/以上ソブリン、マフラー5万2000円/ジョシュア エリス、チーフ6500円/ニッキー(以上ザ ソブリンハウス)

[ FILE #2 ]

エストネーション 六本木ヒルズ店 シニアセールススペシャリスト

深澤由智さん(41歳)の場合

EDWARD GREEN & SOLOVIERE/「エドワードグリーン」 & 「ソロヴィエール」

左:ブランドを代表する不朽の名作「ドーヴァー」は、業界でも愛用者多数。オンオフ兼用しやすいモデルとして不動の人気を誇るUチップ。 18万7000円(エストネーション)

右:2014年にパリでスタートしたシューズブランド。クラシックなデザインにオールレザーのラグジュアリーさが、エグゼクティブに人気だ。 5万2000円(エストネーション)

六本木ヒルズ店ではセットアップスーツを使った着回しの提案がお客様から好評なのだという。「軽快なセットアップスーツを着用するにも、紐靴でドレスのきちんと感を残したい。そんな時に外羽根の『ドーヴァー』は最良の一足。40代のエグゼクティブで、靴に関心の高い方々を中心に支持されています」。六本木ヒルズ店ではスニーカーの人気も高い。「シャツとタイを脱いで白のレザースニーカーを合わせれば、たちまち寛ぎの装いに。印象もグッと若々しく軽快になります。ビジネスでも、IT系企業などが多い六本木界隈ではよく見かける装いです」。 ジャケット4万2000円、パンツ2万1000円/以上エストネーション、シャツ2万8000円/バルバ、タイ2万5000円/フランコ ミヌッチ、ニット3万円/ジョン スメドレー、チーフ9000円/AD&CO(以上エストネーション)