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夜は冷やし、朝は温冷 シミ防ぎ肌も若返る美容習慣

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NIKKEI STYLE

日経ヘルス

まだまだ日差しが強く、肌への紫外線の影響も気になる季節。秋の行楽や運動会など一日中外で日射を浴びた日にどのようにケアするかが、肌が老けるか否かの分かれ道になる。注目ポイントは「肌温」。特に、ほてった肌を夜に冷やすことが、シミやくすみのない若肌の秘訣!

「炎症は肌の老化を引き起こす大きな要因の一つ」と話すのは、皮膚科医の友利新さん。「紫外線が強い季節は、紫外線による炎症がきっかけとなってメラニン色素の生成が過剰になり、シミができやすくなるので注意が必要」(友利さん)。

紫外線対策をするのが大前提だが、気温が高い時期に重要なのが、肌温を下げて炎症を鎮めるケア。気温が高い日は「冷やし美容」をとり入れて、紫外線を浴びて上がった肌温を夜のスキンケアで下げよう。「その日のうちに肌をクールダウンさせることで、炎症による肌トラブルを防ぐことができる」(友利さん)。ただし、気持ちがいいからと冷やしすぎないようにしよう。

一方、くすみやクマなどの顔の老け悩みを解消するには、肌温を上下させる「温冷刺激」で血流を改善するのが有効。「温冷の刺激によって、毛細血管の拡張・収縮の働きを高める、一種の"ストレッチ効果"が期待できる」(友利さん)。朝行えば、顔色が即、明るくなり、メイクのノリもアップ。気温が高い時期の朝夜の習慣に。

紫外線をたくさん浴びた日の夜は肌温を「下げよう」



紫外線を浴びると、「シミのもと、メラニンを作れ」という指令を出す物質が発生。その働きは、肌内部にある冷刺激のセンサー(受容体)を活性化させて抑制できることがナリス化粧品の研究でわかった。紫外線を浴びた肌を冷やして肌温を下げることはシミ予防につながる。

朝は肌温を「上下させよう」



肌に必要な栄養や酸素を届けるのが血液。加齢によって毛細血管が減少し、血流が低下すると当然肌は老けやすくなる。そこで有効なのが温冷刺激。温刺激で、毛細血管を取り囲む「前毛細血管括約筋」がゆるんで血管が広がり、冷刺激で縮んで血管が細くなる。この繰り返しで血流量がアップする。

夜の1分!冷やし美容

暑さでほてった肌の炎症 を抑えてシミ、毛穴目立ちを防ぐ

シミを防ぐために、紫外線を浴びたらすぐに美白ケアをしなければ! そう考える人は多いが、「肌に赤みやほてりがある状態で美白コスメを使うと、肌に負担を与えやすく、かえって炎症が悪化する場合もある」と、コスメに詳しい東京農業大学客員准教授の小西さやかさんは注意する。

「シミをできにくくするために重要なのは、まず肌を冷やしてほてりを鎮めること。その後で美白コスメを使うのが正解」(小西さん)。シミができやすい目のまわりやこめかみをはじめ、Tゾーンまで冷やすことで皮脂分泌を抑え、毛穴目立ちも予防できる。

乾燥や肌荒れ対策には、冷やした後、シートマスクでたっぷり潤いを補給するのが効果的。最後はほてりがなければ適度な油分で潤いをしっかり閉じ込めよう。「ほてりがある場合には、肌のひんやり感を持続させながら潤いを保つことが大切なので、油分を含まず水分の多いジェルタイプで仕上げるのがお薦め」(小西さん)

保冷剤とそれをくるむためのハンドタオルを準備。その後に行う保湿用の化粧水やジェル、さらに保湿用のシートマスクがあれば冷やしながら潤い補給もできる。

冷凍庫で凍らせた保冷剤を、肌に当てやすいようにタオルでくるむ。保冷剤を直接肌に押し当てるのは厳禁。特にシミができやすい目のまわりやこめかみ、頬骨の上などを中心に数秒ずつ冷やす。肌がひんやりするまで繰り返す。

冷たい缶ドリンクやペットボトルの底を肌にそっと押し当てるだけでも冷却効果が!皮脂分泌の多い額や、毛穴が開きやすい小鼻のまわりも数秒ずつ冷やす。肌がシャキッと引き締まる。

効果を高めるために、さらに化粧水や美容液をたっぷり含ませたマスクを肌にのせる。冷蔵庫で冷やしたコスメを使ってもOK。マスクの上からシリコンマスクを着けると水分が蒸発しにくく保湿力が長持ちする。仕上げにジェル(あれば)をたっぷり塗って潤いをキープ。

肌温が上がると皮脂の成分が変化



肌温が高くなると皮脂の分泌量が増え、炎症性物質を作る「遊離脂肪酸」の割合も増す。するとメラノサイトが刺激され、紫外線を浴びなくてもシミやくすみを引き起こす「皮脂焼け」が起こる。毛穴目立ちやキメの乱れも起きる。

朝の1分!温冷美容

血流を一気に促進し て代謝を高め、肌を若返らせる

朝起きたときから肌がどんよりくすんでいる……。そんな老け見え肌を即効でイキイキした状態に若返らせるのが温冷美容。「活動のスイッチを入れる交感神経は41℃を超えると高まる。42℃以上のお湯でぬらした温タオルを肌に当てるとすぐにシャキッとするので、1日のスタートにも最適」(小西さん)

くすみやすい目のまわりや頬を中心に温タオルで温めた後は、保冷剤をくるんだ冷タオルで顔全体を冷やして引き締める。「温冷の温度差によって血流が一気に促進され、顔色がパッと明るくなる」(小西さん)。一度ではくすみが解消できないときは、温冷刺激を交互に数回繰り返すのも有効。「血流がより良くなり、代謝もさらにアップする」(友利さん)。

また、「肌を冷やすことで一時的に皮脂分泌が抑えられ、毛穴を引き締める効果も得られる。肌を冷やした後にメイクをすることで、メイクののりや持ちもぐんとよくなる」(小西さん)。肌温が上がりやすいTゾーンは特によく冷やそう。

温度差30℃、気温17℃以上で血流を促進



約42℃の温プレートで肌を温め、約12℃の冷プレートで肌を冷やす美容機器を開発したメーカーがある。「30℃の温度差によって血流を促進し、肌に栄養を届ける効果が」(小西さん)。肌に温度差をつけることは、血流アップのカギ。一方、気温17℃を下回ると血流量が急激に減少するという資生堂のデータも。

温め用と冷やし用のハンドタオルを各1枚。冷やし用のタオルにくるむ凍らせた保冷剤も忘れずに。ハンドタオルを2回折り、中央を42℃のお湯でぬらす。42℃に設定した給湯器のお湯をそのままかけてもOK。

ぬらした部分を軽く絞って広げると、ちょうど顔の温めたい部分だけにフィットする温タオルが完成。髪までぬれないので後もラク。温タオルを顔にそっと押し当てる。肌温が低く、血流が悪くなりやすい目元やほおを重点的に温める。タオルが冷めてきたら終了。

次にタオルでくるんだ保冷剤を肌に数秒ずつそっと押し当てる。顔全体がひんやりしてきたら終了。

最後は化粧水や乳液などで保湿をした後、日焼け止めやUV下地を塗る。紫外線対策をしっかり行うことは肌の老化対策の基本だ。

40代から血管量は減り肌の機能も低下する



毛細血管は年齢とともに減少し、特に45歳ごろからガクンと少なくなる。肌に必要な栄養素や酸素が血流によって運ばれにくくなるのはもちろん、不要な老廃物や水分を排出する力も低下。くすみがちで老けた印象の肌になっていく。
 

友利 新さん
皮膚科医。東京女子医科大学卒業。医師の立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きるための啓蒙活動を続ける。『肌老化が怖くなくなる 本気の肌トレ』(主婦の友社)など著書多数。「ベビー予防スキンケア」というコンセプトで自ら研究開発、商品化も手がける。
小西さやかさん
東京農業大学食香粧化学科客員准教授。日本化粧品検定協会代表理事。大手メーカーの化粧品の研究・開発の経験と、化学修士としての視点から美容・コスメを評価するコスメコンシェルジュとして活躍中。『効果が9割変わる「化粧品」の使い方』(青春出版社)など著書多数。

(取材・文 やまきひろみ、写真 稲垣純也、ヘア&メイク 千葉智子=ロッセット、スタイリスト 中野あずさ=biswa、モデル 島村まみ、イラスト 三弓素青、グラフ作成 増田真一) 

※ 本記事で紹介した冷やす工程を加えるのは、肌がほてるくらいの猛暑日が続く場合に効果的。それ以外の時期では、温めるだけで効果が期待できる。

[日経ヘルス 2019年6月号の記事を再構成]

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