オヤカクより伴走者に 就活で試される親子の信頼関係今どき親子の就活事情(3)読者投稿編

2019/7/26

Ninjaさんは、「採用担当者と内定者との間で心理戦の様相を呈していて、採用担当者が内定受諾を得るために有利になる材料として親を利用することがあります」と指摘する。「今回の記事にあるように、内定者(学生)が『オヤカク』するのは自由ですし、人それぞれだと思いましたが、採用担当者が『オヤカク』するのは倫理的にいかがなものかと個人的に思っています」と記した。

■親と子どもの小さな信頼関係の積み重ねの先にあるもの

「オヤカク」ってなんでするんだろう。親の気持ちをまじめに考えてみた、というタイトルでnoteに記事を寄せてくれたサトウカエデさんは、5歳の娘がいる。

「娘が就職するのは、15年近く先だ。産業構造は変わっているだろう。私がハタチの頃、Airbnb(2008年設立)もUber(09年設立)もなかった。娘の就職先が将来有望な最先端のスタートアップ企業でも、親の私は知らない可能性が十分にある。娘に『その会社、大丈夫なの?』って聞いてしまいそうな気がする」と心情を吐露する。

娘の意思決定をゆがめないために必要なこととは。サトウカエデさんは、「私と娘の間に、信頼を積み重ねていかないといけない気がする」と考える。例えば、5歳であれば、朝ご飯でパンとごはんどっちを食べる?今日はどこの公園に行く?という具合に。「親の保護下にある年齢からでも、主張した先に自らの望みがかなう。そんな経験を、娘に積み重ねていってほしい」と願う。

「社会人になってはじめて、子どもが巣立つわけではない。くっついたり反発したりしながら、子は外の世界でも大丈夫という自信を育てていく。(親が子どもの)大きな決断を黙って見守れるのは、その後ろにいくつもの小さな決断を見守った経験があるから」という結論に至ったという。

■安易なオヤカク批判に疑問。「口出しできる」準備怠らず

ビジネスプランナーの安西洋之さんは「親は死ぬまで子どもを育てる」というタイトルでnoteに記事を寄せた。安西さんは、オヤカクという言葉は「子どもの自主性のなさ」や「それを助長する親の態度」といった観点から批判されやすいが、そう安易な話ではないと説く。「子どもが30代であろうが、40代であろうが、『親の教育期間は終わった』ということはない」と断言する。

「これは子どもとべったりになるという意味ではありません。常に子どもと一緒に人生を生きてきた人間として、子どもが苦境に陥ったときも絶頂のときも、親が『示唆する』ところは大きいという意味です」とも付言する。

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