EXILE TETSUYA 経営者としての可能性を試したい

日経エンタテインメント!

EXILE/EXILE THE SECONDのパフォーマー・TETSUYAは、実に多彩なジャンルの活動に取り組む。その1つは、「E.P.I(EXILEパフォーマンス研究所)」というプロジェクトを通じた、ダンスのパフォーマンス向上の研究と教育分野への進出。さらに、コーヒーショップ「AMAZING COFFEE」のプロデュースも手掛け、現在5店舗を展開する。その背景には、「ダンサーは最高のパフォーマンスを続けられる年齢に限りがある」という、所属事務所LDHの会長であるEXILE HIROの考えが影響していた。

1981年2月18日生まれ、神奈川県出身。19歳でダンスを始め、09年、EXILEにパフォーマーとして加入。14年に淑徳大学人文学部表現学科の客員教授に就任。17年1月からは、LDH kitchenの取締役を務め、18年3月に早稲田大学院スポーツ学科研究科の修士課程を卒業(写真:中川容邦)

「僕は28歳でEXILEに加入しました。忘れもしないのが、その記者発表直前にメンバー全員でライブ前に行う“気合い入れ”をした場面でHIROさんが言った、『自分はこれから、勇退する日を想像しながらEXILEの活動に取り組む』という言葉です。このタイミングで僕らにこんなことを伝えた意味は、『自分の未来やセカンドキャリアも考えて、EXILEという場をうまく利用しながら、思いっきり取り組んでほしい』というものでした。その時は、まだ現実味がありませんでしたが、心に深く刻まれた言葉でした。

当初は、“EXILE”という特急列車に飛び乗った感覚で、必死に進むしかない日々でしたが、29歳から30歳になるタイミングで、今の仕事を将来にどうつなげていくか、そのために30代をどう生きるかと考えるようになりました」

転機1:雑誌での連載が教育へつながる

「まず取り組んだことは、パフォーマーを続けていくために、自分のパフォーマンスをどのように上げ、進化していくべきかの勉強。まず、30歳の時に、雑誌『月刊EXILE』の連載企画として『E.P.I』をスタートしました。例えば、同年代のサッカー選手にどのようなトレーニングをしているのかを聞き、そこから自分に生かせることはあるかを考える。また回復力を高めるための睡眠、パフォーマンスを上げる食事なども大学の先生や専門家に聞いて。雑誌の記事の形でアウトプットすることでファンの皆さんに楽しんでもらいながら、自分の考えも整理するのが目的でしたが、続けていくうちに、『これはきっと、EXILEの仲間や後輩グループのパフォーマーたちにも役立つものだ』と、強い手応えを感じて。常に探究心を持って、もっとたくさんのことを吸収していきたいと思いました」

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