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長澤まさみ 女優はやっぱり好きじゃないと続かない

日経エンタテインメント!

2019/5/21

2018年4月期にフジテレビ「月9」枠で放送され、6月度ギャラクシー賞月間賞などを受賞した『コンフィデンスマンJP』の劇場版が、5月17日に公開された。ドラマ版に続きオリジナル脚本を手掛けるのは、映画『ミックス。』やドラマ『リーガル・ハイ』などの古沢良太。長澤まさみは、奇想天外な計画で、欲にまみれた人間たちから大金をだまし取る詐欺師のダー子を演じている。

1987年6月3日生まれ、静岡県出身。2000年デビュー。映画の近作に『散歩する侵略者』『50回目のファーストキス』『マスカレード・ホテル』など(写真:上野裕二)

「ともにドラマを作った方々と、3カ月後に集まっての撮影でした。ドラマでいいチームワークができていたので、より良い作品ができるんじゃないかと楽しみでしたね。それに今回は、キラキラした三浦春馬君や頼りになる先輩・竹内結子さんが華を添えてくれて、『コンフィデンスマンJP』の世界に、新しい風が吹いた気がしました。

映画の見どころは、竹内さん演じる香港マフィアの女帝を、ダー子たちがどうやってだましていくかというところ。ドラマのときに、『最後の種明かしで子どもの開いた口が塞がらなくなった。ずっと口を開けたまま見てたよ』という感想を聞いてすごくうれしかったんですが、今回も最後に、大きなどんでん返しがあるので、アッと驚いていただければと思います。

そして映画は、ドラマでは見せなかったダー子の人間性が見えてくるところがあるんですよ。ダー子って本当はどんな人で、どんな恋愛をするのか…そこも見どころになるんじゃないかと思いますね」

■好きだから続けられている

19年は5月までに『マスカレード・ホテル』『キングダム』、そして本作と3本の映画が公開。人気と実力を兼ね備えた30代のトップ女優として躍進が続いている。

「10代や20代の頃はアイドルのように扱ってもらったりして、悩んだり、立ち止まったりした時期もありました。好きなだけじゃ続けられないな、と思ったこともあるけど、今は振り出しに戻って、やっぱり好きじゃないと続けられないなと。俳優は忍耐力が必要だし、体力勝負なところも多々ありますから(笑)。

『コンフィデンスマンJP』 奇想天外な計画で、オサカナ(ターゲット)たちから大金をだまし取ってきた信用詐欺師のダー子(長澤)。次なるオサカナは香港マフィアの女帝ラン・リウ(竹内結子)だが、天才詐欺師のジェシー(三浦春馬)も狙っていた(公開中/東宝配給)

最近感じる、この仕事の好きなところは、作品を楽しんでくれた人がいたんだ、と実感できること。特にこの『コンフィデンスマンJP』は、取材に来る方が、みんなちょっと半笑いなんですよ(笑)。その温度感から本当に楽しんでくれたことが伝わってくる。こういうコメディは『間』が本当に難しいし、撮影は寒くて死にそうだったけど(笑)、『頑張って良かった』と思えました。

あと、この作品は10代の時からお世話になっている衣装さんやメイクさんと、またご一緒できた作品でもあるんです。『まさみちゃんのためなら一肌脱いであげるから!』なんて言ってくれる方もいて、こんな信頼関係のあるスタッフさんと出会えていたんだなあと思うとうれしくて。この数年、過去の経験が生きていると感じられる作品が多くて、仕事がどんどん楽しくなっています」

(ライター 泊貴洋)

[日経エンタテインメント! 2019年5月号の記事を再構成

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