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W杯だ!ラグビーを語ろう

帝国ホテルや欧州に仲間 「ラガー飯」にもトライ 洋食料理家・三国清三さん

2019/4/16

三国シェフはラグビーに出合った帝国ホテルで渡欧のチャンスをつかんだ
アジア初のラグビーワールドカップ(W杯)が9月20日~11月2日に日本で開かれる。著名人に自分自身が思うラグビーの魅力を聞くインタビュー企画「W杯だ!ラグビーを語ろう」第5回に登場するのは、洋食料理家の三国清三(みくに・きよみ)さん(64)。

18歳で上京した三国シェフの修業の場となった帝国ホテルは、世界に飛躍するチャンスをつかんだ舞台だ。そこで出合ったラグビーは仲間づくりにもつながり、その経験は渡欧後も生きた。同じポジションのスター選手が親戚だったことを知った近年は、さらにラグビーへの思いを深めている。

――ラグビーを始めたきっかけは。

「帝国ホテルで洗い場を担当しているときの先輩に『オッパラさん』と呼ばれていた大学ラグビー部のOBがいてね。僕が上京する前にサッカーをやってたことを知ると『おまえ、サッカーやってたんなら、ラグビーやれ』と。人数集めだったんだけど、メンバーはほとんど料理人だし、仕事でも目をかけてもらえるようになったね。ジャパン(日本代表)に似たジャージーを着て試合に出ました」

ジャージーのデザインが日本代表に似た帝国ホテルラグビー部の仲間たちと(前列右から2人目が三国シェフ、本人提供)

――どんなプレーヤーでしたか。

「ポジションは(俊足が選ばれることが多い)右ウイングで『球をもらったらとにかく走れ』と。サッカーの経験があったから、左右に走ったり、フェイントかけたりして、面白いようにディフェンスを抜いた。ごぼう抜きの独走トライもしたよ。最初はよくルールもわからず、(トライのために)『僕、どこにボール置けばいいんですか』って聞いていたくらいだったけど」

「ラガーマンはまっすぐしか来ない選手が多いでしょ。だからさっとよけられた。僕は身長165センチメートルくらいと小さかったから、タックルがおっかない。やるのも受けるのも極力、避けてました。体も細かったしね。今は相撲部屋に行こうかという体形だけど。サッカーで鍛えていたこともあるけど、ケガも全然しなかった」

――欧州での修業時代も続けましたか。

「欧州では三ツ星レストラン同士の対抗試合があって、向こうも上手ばかりじゃないから必ずメンバーに入るわけ。そうすると、すぐ仲間になれて、仕事面でもすごくプラスになった。三ツ星と言ってもラグビー中継があるというとみんな営業そっちのけ。テレビを厨房に入れて、見ながらなんだから。とにかくヨーロッパ人はラグビーやサッカーが大好きだね」

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