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デジタル・フラッシュ

スマホカメラに「3眼時代」到来 ズームの弱点を克服 佐野正弘のモバイル最前線

2019/4/23

スマホカメラのズーム機能が3眼で進化しそうだ(写真はイメージ=PIXTA)

2019年に発表された最新スマートフォン(スマホ)の数々を見ると、その多くに3つのカメラが搭載されており、「トリプルカメラ」が今年の大きなトレンドとなりそうだ。しかしなぜ、スマホにカメラを3つ搭載する必要があるのだろうか。

■3眼カメラが大きなトレンドに

3眼カメラを発表したのはサムスン電子、ファーウェイ・テクノロジーズ、ソニーモバイルコミュニケーションズ、そしてフランスのWikoだ。ハイエンドのスマホを製造するメーカーが中心ではあるが、Wikoは低価格のスマホを提供している会社であり、3眼カメラはミドルクラス以下にまで広がる様相を見せ始めた。

サムスン電子は「Galaxy S10」シリーズで採用した。ディスプレーのインカメラ部分だけをくりぬいた「Infinity-O」と呼ぶディスプレーを採用しているのが特徴で、6.1インチのスタンダードモデルの「Galaxy S10」と、6.4インチの大画面モデル「Galaxy S10+」が3眼カメラだ。

サムスン電子の「Galaxy S10+」。ディスプレー前面のフロントカメラ部分だけをくりぬいた「Infinity-O」ディスプレーが特徴だ

ファーウェイの「HUAWEI P30」はカメラに力を入れた同社の「P」シリーズの最新モデルで、最上位モデルの「HUAWEI P30 Pro」は超広角で0.6倍、デジタルズームで50倍という驚異的なズーム機能を備える。

ファーウェイの「HUAWEI P30 Pro」。4つのカメラを搭載し、ズーム機能や暗い場所での撮影が大幅に強化されている

ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 1」は6.5型で21:9という、従来よりも一層縦長比率のディスプレーを採用しているのが特徴で、映画などを視聴したときにディスプレーの上下に黒帯が出ることなく、快適な映像体験が得られるのが特徴となっている。

ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 1」。映画などと同じ21:9比率のディスプレーを搭載し、映像を視聴することに強くこだわっている

■標準・望遠・広角で撮影シーンを大幅に拡大

2眼カメラは2016年にアップルがiPhone 7 Plusで採用し、多くのスマホが備えるようになった。特にiPhone採用前から2眼カメラのスマホを作っていたファーウェイは数多くの機種で2眼カメラを搭載し、同社のスマホの人気につながった。

今では、多くのスマホが背面に2つのカメラを搭載した「2眼カメラ」を採用。それらを駆使して一眼レフカメラのようなボケ味のある写真を撮影したり、カメラの倍率を切り替えて遠方の被写体を撮影しやすくしたりするなどの個性を打ち出している。

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