石津祥介のおしゃれ放談

ブレザーのボタン、ビジネスシーンなら金より銀 ブレザー最新事情(下)

2019/4/14

「間違いのないベーシックなものを選べば10年たっても着られる」と話す石津祥介さん

今年の秋に開かれるラグビーのワールドカップや2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、選手団が身を包むチームカラーのブレザーが脚光を浴び、この定番アイテムの人気が一段と盛り上がる可能性がある。ブームはちょっとしたきっかけで訪れるもの。ブルックスブラザーズでも創業200周年を迎えた昨年、爆発的に売れたブレザーがあった。ブランドアンバサダーの大平洋一さんと服飾評論家の石津祥介さんが、ブレザーの最新事情を語り尽くした。

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■ブルックス200周年ダブルブレザー完売

――昨年、すぐに完売したブレザーがあったと聞きましたが、どのようなものですか。

大平「200周年記念商品として発売したダブルブレストのブレザーで、売れに売れました。6つボタンでメードインアメリカ。これがメディアで取り上げられると人気に火が付き、今なお在庫切れの状態です。次のシーズンでまたそろえようと思っていますが、なかなか生産が追いつきません」

石津「今、ダブルのジャケットやスーツが注目アイテムになっていますよね。ファッションのトレンドが丸の内の会社員に浸透するのは、先端的な業界人の1年遅れくらいだから、今年後半かな」

■タイドアップしてスーツ感覚

――ブルックスブラザーズには定番の「マディソン」の他にどんなブレザーがありますか。

大平「シルエット違いでもう2種類あります。クラシックな『マディソン』は全体にゆったりめです。一方、こちらはヨーロッパに進出した際に作られたモデル『リージェント』。ダーツが入りウエストがシェイプされ、サイドベンツ入りです。グローバルモデルともいわれています。さらに細身で着丈を短くしたモデルが、『ミラノ』です」

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