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なやみのとびら、著名人が解決!

写真に納得できません 女優、美村里江さん

2019/4/11

みむら・りえ 女優、エッセイスト。埼玉県出身。2003年、ドラマ「ビギナー」主演デビュー。5月22日から放送のスペシャルドラマ「白い巨塔」、5月31日公開の映画「パラレルワールド・ラブストーリー」に出演。

写真とセルフイメージが一致しません。鏡に映る自分、思い描く自分の姿と写真や動画で見る自分が違い過ぎ。「こんなにダサいの?」「笑顔になってない」とガッカリしてしまいます。セルフイメージが高すぎるのでしょうか。なりたい自分になるためにはどうしたらいいですか?(北海道・女性・50代)

ずばり、「なりたい自分になる」しかありません。

これでは意味がわからないですよね。しかし結論はこの通りです。役者は常にその技術を意識しています。つまり、相談者さんは撮られる瞬間だけ「こういう風に写りたい」と思っているから、きちんと現実化しないのです。常に、ずっと、“こんな風になりたい”というイメージと自分を重ね続け、違いを見つけて修正する。理想と現実がぴったりと重なるまで続ける必要があります。

ご相談内容の「笑顔」と「ダサくない=お洒落(しゃれ)」で、具体的に考えてみましょう。

まず「笑顔」ですが、これは表情筋の問題である可能性が高いです。「笑顔になってない」=自分で動かしたつもりより、顔の表面が動いていない。筋肉の稼働が、頭の中と実態でかみ合っていないせいで起きています。顔面の筋トレと考え、鏡を見るたびに笑顔を作っていればそのうち追いつきます。ただ、その他の時間が仏頂面では、そちらの筋肉配置が優勢になってしまいます。笑顔の時間を意識的に増やしてみましょう。

次に、「お洒落」の面はどうでしょうか。これは少し難しい気がします。相談者さんが鏡や写真・動画で見て「ダサい」と感じたその服は、相談者さんご自身が自分に着せているものなので……。なぜ頻繁に「思ったのと違う」と感じられるのか。

もしかすると、相談者さんは若い頃からとてもお洒落で、自分にマッチする洋服を見つけるのが大変お上手だったのかもしれません。それでぴったりのものを着てきたが、年齢を重ね、髪や肌の質、少しのスタイルの変化でしっくりこなくなった可能性を感じました。その場合は自分に対して厳しめの客観視を続ければ、今の自分に似合う服を開拓できそうです。

自分に対しての理想が高い、のはとても素敵(すてき)なことです。ぜひ、内在する自分のイメージに現実を近づけてください。

しかし、何事も過ぎると苦しいですから、鏡や動画をたくさん見て、「これが今の自分」と実像に頭を“慣らす”のも一案です。頑張れる範囲で、楽しく理想の追求を続けてください。なお、体の動きとイメージの乖離(かいり)は側頭葉が関わっているとか。

あなたの悩みをサイトにお寄せください。サイト「なやみのとびら」(https://www2.entryform.jp/tobira/)から投稿できます。

[NIKKEIプラス1 2019年4月6日付]

NIKKEIプラス1の「なやみのとびら」は毎週木曜日に掲載します。これまでの記事は、こちらからご覧ください。

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