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韓国料理×チーズの新顔続々 甘辛いコクとさっぱり感

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NIKKEI STYLE

「韓国料理×チーズ」が熱い。2018年、日本で20~30代に最も支持されたグルメキーワードの1位は「チーズタッカルビ」だった(「流行グルメ2018」リクルートライフスタイル調べ)。それが年が明けて春になっても、韓国料理とチーズを組み合わせたメニューは都内の飲食店で根強い人気を保っている。ピリッと辛いが、どこか深い甘みも感じる韓国独特の味付け。それにチーズのコクとまろやかさが乗っかるという絶妙なバランスに、はまってしまう人が続出しているようだ。

東京で韓国料理店が多いエリアといえば、新大久保を思いつく人が多いだろう。チーズタッカルビ発祥の地との説もある(詳細は後ほど説明する)。JR新大久保駅周辺は今、観光地化しているようで20代前後の若者であふれかえり、平日昼間でさえ、改札口を出た先まで混雑している。30代以上の大人だと、初めての訪問は行きづらさを感じるかもしれない。

今回は「本場の韓国チーズ料理を食べてみたいが、若者が密集する新大久保に行くのは気後れする」という人のために、ビジネス街の中で韓国×チーズ料理が堪能できる2店を紹介する。いずれも繁盛店で、味はお墨付きだ。

1軒目は「食堂BAR カスミガセキ」だ。創業12年の韓国料理を提供するバルで、霞が関かいわいで働く会社員が昼夜通い詰める繁盛店だ。同店のチーズを使った料理は「チーズタッカルビ」(1550円、税別)、「チーズ・カルメギサル」(1700円、同)、「チーズ・サムギョプサル」(1700円、同)、おつまみメニューの「トッポギの鉄板チーズ焼き」(750円、同)。

「チーズタッカルビ」は韓国料理とチーズ、というくくりを超えて店の全メニュー中でダントツに注文が多いそう。その人気を受けて提供を始めたばかりだというのが新作の「チーズ・カルメギサル」。

これが非常に味わい深い。韓国風の甘辛味×チーズ、というベースはチーズタッカルビと似ているが、こちらは甘辛く下味を付けた肉をナスやピーマン、ニンニク、青唐辛子と一緒に特殊な鉄板で焼き、同じ鉄板の溝で韓国風の半熟卵焼き(ケランマリ)を仕上げ、チーズも溶かして、好みの具材をサニーレタスやエゴマなどで包んで食べる。やわらかいスクランブルエッグのような半熟卵と香ばしい焼き肉、とろけたチーズ。手巻きずしのように選んで包む楽しさと、濃厚な素材とシャキシャキした葉野菜が相性抜群で、巻いて食べ終えるとまたすぐ次の手が伸びてしまう。

今年3月に販売を始めた「チーズ・カルメギサル」だが、予約は平日を含め、毎日入っているというのも納得だ。しかも、「当店でチーズを使ったメニューはどれも女性に大人気。味わいは少しずつ異なるため、チーズ・カルメギサルとチーズ・サムギョプサルなど、チーズメニューを2品一緒に召し上がるお客さまもいらっしゃいます」(店長の志田光貴さん)というから驚く。

2軒目は都内や東京近郊に8店舗を展開する韓国料理専門店「韓豚屋(ハンテジヤ)」の銀座3丁目店だ。13年前に開業し、JR東京駅周辺では有楽町店や八重洲店もある。店内に一歩入ると、韓国の屋台村に飛んできたかのような気分になるのが売りだ。ここで食べられるチーズ料理は王道の「チーズタッカルビ」とそのアレンジメニュー。しかし、そもそもチーズタッカルビとはどんなメニューなのか。

「『ダッ(タッ)』とは韓国語で鶏肉のことです。餅を甘辛く煮込んだトッポギのタレのような甘辛いソースで、鶏肉と野菜を鍋でグツグツ煮込んだのが韓国の伝統料理の『タッカルビ』です。それを進化させ、チーズを加えたものが大流行している『チーズタッカルビ』です」(運営会社ラムラのスーパーバイザー丸山智一氏)

丸山氏によれば、実はチーズタッカルビは韓国で誕生した料理ではなく、新大久保で働く人が考え出したという説が強いそうだ。そのおいしさが評判となって韓国に逆輸入され、人気に火が付いて再び日本に戻り、現在のブームにつながっているのだという。

韓豚屋では18年初めに「Wチーズのチーズタッカルビ」(1400円、税別)を売り出し、すぐに大ヒットメニューとなった。その後「Wチーズのチーズデジカルビ」(1400円、同/鶏肉の代わりに豚肉を使う)と、「Wチーズのチーズデジタッカルビ」(1500円、同/鶏肉と豚肉の両方を使う)の販売も開始し、いずれも人気商品となっている。ヒットの要因はなんと言ってもチーズがビヨーンと伸びるこの見た目。まず20代の女性客が飛びつき、交流サイト(SNS)のインスタグラムで拡散したことで認知度が広がった。

注文は2人前から。30代以上が実際に目の前にすると「とても2人では食べられない」とたじろぐほどのボリューム感だ。しかし食べてみると、意外にもしつこさが全くない。ニンニクの効いた甘辛いタレとミルキーなチーズの調和に、キャベツのみずみずしさ、じゃがいものホクホクした食感がからまり、肉のうま味も味わえて本当においしい。チーズタッカルビは鶏肉のやわらかさ、チーズデジカルビは歯ごたえの強い豚肉の食感で満足感がある。

「販売当初は若い女性客がインスタ狙いでよく注文されていました。1年以上たった今は50代のお客様が夫婦2人で食べに来るケースもあります。世代を超えて、韓国料理とチーズのコラボはすっかり定着しているなと実感しています」(丸山氏)

韓国料理×チーズの組み合わせは見た目の濃厚さやボリュームにちょっと圧倒されるが、実際に食べると驚くほどくどさはなく、ペロリと完食してしまう。JR新大久保駅周辺では、アメリカンドッグに伸びるチーズを詰めた韓国風チーズドッグ(ハットグ)を求める客で平日から店に行列ができている。30代以上の人でも、先入観を持たず様々な味に挑戦してみると、意外なおいしさの扉が開かれるのではないだろうか。

(フードライター 浅野陽子)

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