寒い冬の空気から身を守ってくれたアウターや小物を長持ちさせるためには、普段からのお手入れが大切です。目立つ汚れなどはクリーニング店に任せるとして、ちょっとした日々のメンテナンスに挑戦してみませんか。プロにコツを聞き、実際にやってみました。4回シリーズの1回目はマフラー編です。
(2)ブラッシングは順目も逆目も ウールコートのお手入れ >>
男性はマフラーを縦半分に折って首に巻く人が多いようです。お手入れはまず、折り目を広げるところから始まります。普段マフラーを折らない人は、普通に机の上などに広げて置いてください。
用意するのは、衣類用の馬毛ブラシ。一定方向に優しくブラッシングしていきます。特に折り目のあたりは生地にストレスがかかって毛玉ができやすいので、入念に毛並みを整えておきましょう。できれば2日に1回程度、ブラッシングしてください。
首回りは汗をかきやすいため、マフラーは意外に水分を吸っています。帰宅したらすぐに丸めたりしないで、陰干しをするのがポイントです。
空間は若干必要にはなりますが、ハンガー2本を使ってM字型にしてから陰干しすると効果アップ。やってしまいがちですが、二つ折りにしてハンガーにつり下げると折り目のところに負担がかかってしまうので要注意です。
干した後は、くるくるっと丸めて保管しましょう。
監修:カミヤクリーニング 神谷知伯 衣装:シップス、ヴァルディターロ、ルイジボレッリ、ニッキー(以上シップス銀座店)
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