AI時代のメモ術 スマホに残す→活用法は無限に『スマホメモ 仕事と人生の質を上げるすごいメモ術』 須藤亮氏

思いついたらすぐにメモ。あなたは手帳に? それともスマホ? 写真はイメージ=PIXTA
思いついたらすぐにメモ。あなたは手帳に? それともスマホ? 写真はイメージ=PIXTA

仕事に役立つ情報や頭に浮かんだアイデア、上司の指示……。仕事でメモをとる場面は極めて多い。ただ、とったメモを十分活用するにはノウハウが必要で、ツールの進化に追いつく必要もある。『スマホメモ 仕事と人生の質を上げるすごいメモ術』(CCCメディアハウス)を書いた須藤亮氏は「スマートフォンを自分専用の人工知能(AI)に育て上げると、仕事効率が上がる」と説く。スマホを使うメモ術の効果やポイントを聞いた。

後々の使い勝手、デジタルが圧勝

マーケティングプランナーの須藤氏は、35年以上も博報堂に勤めた広告のプロだ。博報堂時代、丹念に手書きのメモをとる習慣が身についたという。しかし、今では浮かんだアイデアの大半をスマホにメモしている。最大の理由は「見返しのしやすさ」だ。

須藤亮氏

手書きのメモは、後で見返すのに手間がかかる。手帳式の場合、多くのページをめくって中身を確認し、さらに必要な箇所を抜き出して整理しなければならないからだ。「スマホのメモは、サッと眺めやすいうえ、コピペ(コピー&ペースト)で抜粋できる。後日の使い勝手が格段に紙より上だ」(須藤氏)

検索や並べ替えなどが容易なのも、デジタルデータの強みだ。手書き派にありがちな「確かにとったはずのメモが見つからない」「探すのに時間がかかる」「自分の字なのに読めない」といったイライラも減りそう。ちなみに須藤氏が書きためたメモは、近年だけで3800件に上るという。自分のメモの件数を正確に言える人はまずいないだろう。こうした管理に向くのもデジタルの利点だ。

須藤氏は、「今すぐにでも」と紙からスマホへの乗り換えを促す。理由はAIだ。AIの開発と応用は急速に進んでおり、近々スマホに組み込まれるのは確実とみる。メモ機能との連動が提供されれば、「今まで以上にメモを縦横無尽に使いこなす道が開ける」とみる。ビッグデータですら読み解くAIが「自分のデータの活用に貢献してくれるはず」との期待は大きいようだ。

ビジネス書などの書評を紹介