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乃木坂46の上海ライブ 日本と変わらぬ熱狂の渦

日経エンタテインメント!

2019/2/12

乃木坂46は2018年12月1日に中国・上海で初の海外単独公演を開催。日本と変わらぬ熱狂的な盛り上がりとなった。その「NOGIZAKA46 Live in Shanghai 2018」の様子をレポートしよう。

「NOGIZAKA46 Live in Shanghai 2018」(C)ソニー・ミュージックレコーズ

18年、中国語版SNS「Weibo」に公式アカウントを開設していることもあり、会場となったメルセデス・ベンツアリーナの1万席を埋めたのは、ほとんどが現地・中国の若者たち。日本では、ライブ前に熱心なファンが「いやいやいやいや俺の嫁~」と自分の推しメンバーの名前を叫ぶことが多いが、そのコールも同様。「いやいやいやいや」までは日本語のままだった。

このライブに参加した乃木坂46のメンバーは21人。18年末での卒業を発表していた西野七瀬や、生田絵梨花、齋藤飛鳥をはじめ、最新シングル『帰り道は遠回りしたくなる』の福神14人から11人、選抜21人から16人がそろった。日本でも多忙な彼女たちが集結したことからも、この上海公演にかける意気込みがうかがえる。

セットリストはアンコールも含め全28曲、約2時間半という大ボリューム。18曲がシングル表題曲で、他もライブで人気の高いカップリング楽曲ばかりと、初公演の場ならではのベスト盤的な内容だった。日本での公演の焼き直しではなく、この上海公演のためにメンバーはリハーサルを重ねてきたのだろう。

ライブが幕を開けると、1万人の観客は、午前中には売り切れたという紫色のサイリウムを手に、『インフルエンサー』のサビでは「ヘイヘイヘイ」とコールを入れるなど、日本での“お約束”を忠実に再現。最初は緊張していたメンバーたちも、その反響の良さからテンションを高めていった。

「NOGIZAKA46 Live in Shanghai 2018」(C)ソニー・ミュージックレコーズ

■中国語を絡めて自己紹介

MCパートでは、初めましての意味を込めてメンバー1人ひとりが勉強してきた中国語を絡めて自己紹介。秋元真夏の「ずっきゅん」、高山一実の「アメイジング」など、決めゼリフを披露するタイミングでは歓声が起きた。日本語のMCには、少し遅れて中国語の翻訳が入ったが、その翻訳を待たずに、会場には笑いや喝采が巻き起こり、中国のファンが熱心に日本語を勉強していることをうかがわせた。

18年9月に卒業発表をした西野をフィーチャーするパートも設けられ、西野はゆかりのある楽曲を4曲連続でパフォーマンス。会場は大きく沸き、人気メンバーの卒業というビッグニュースもタイムラグなく、中国のファンは受け止めていたようだ。

「これで最後の曲です」「えーっ」という掛け合いも日本と同様のままに、ライブはクライマックスへ。アンコールでは西野がセンターに立ち『帰り道は遠回りしたくなる』を披露すると、観客は一斉に日本語で「ありがとう」と書かれたプレートを掲げた。西野は涙を浮かべながら、感謝の言葉を伝え、大歓声に包まれながら上海公演は幕を閉じた。

(日経エンタテインメント! 伊藤哲郎)

[日経エンタテインメント! 2019年2月号の記事を再構成]

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