日テレキャスター 30代から変える女友達との距離感

30代は女性の生き方の分かれ道だらけ

小西 30歳前後から女性の生き方ってすごく分かれるんですよね。「結婚する・しない」の分かれ道があって、そこから先、「働き続ける・続けない」「子どもを産む・産まない」と。そして30代半ばを過ぎて40歳近くになる頃には、独身で仕事に打ち込んできた人と、子育てに没頭してお受験を控えている人では、話題が全然違ってきちゃうんですよね。

神山 どちらがいい生き方ということもないはずなのに、つい比較をしてしまうときもあるんですよね。例えば、「女性の幸せは結婚」という価値観で早くに結婚した友人がいるんですけど、彼女と会話をしていても、ちょっとした言葉が引っ掛かってモヤモヤしたり。彼女も「今は仕事第一」の私を応援してくれていると思うんですけど、なんとなく距離を感じることが多くなりました。

小西 分かる。私も長く独身生活していたから分かりますよ。広岡さんも、そういうとき、あるんじゃない?

広岡 ありますね。短大時代に仲が良かったグループの子たちは全員結婚していて、呼ばれたホームパーティーの場でお説教をされたり。

「女友達との関係の変化、まだまだこれから続きますよ~(笑)」(小西さん)

小西 お説教? どんなことを言われたの?

広岡 「どういう人がいいの?」と聞かれたり、「この年になっちゃったら、もう訳アリの相手を選ぶか不倫しかないよね」とか言われたり。

小西 それは、きつかったね。

広岡 私は仕事は楽しくやってこれたので、最近は同じように仕事を楽しんでいる独身の友達と遊ぶことが多くなってきました。

神山 そうそう。交友関係が変化していきますよね。昔はそれほど仲が良くなかった子と意気投合して急に距離が縮まったり。

小西 それにしても、そのホームパーティーでのお説教、広岡さん、怒りは込み上げてこなかった?

広岡 ちょっと込み上げてきましたけど、しょうがないかなって。ただ、だんだんそういう場に行かなくなりましたね。

小西 偉いわぁ、広岡さん。私もね、同じようなこと、ありましたよ。私が言われたのはね、「子どもを産まなきゃダメよ」と。同級生が集まる会でね、その時独身で子どもがいなかったのは私だけ。私は内心グサリと来たんだけど、「子どもはいいよね~」「産むべきだよね~」っていう話題が結構続いたんですよ。

私は黙って聞いていたけど、家に帰った後ももんもんとして眠れなくなってきて。思わずメールしちゃったもん。「価値観は人それぞれ。私は仕事を頑張っていて、今の生き方を誇りに思っている」みたいなこと。以来、ちょっと距離感ができた。

あの頃はお互いに坂道を上っていて余裕がなかったんだと思う。私は私で仕事で成果を出すために必死だったし、彼女たちも子育てで必死だった。今は少し落ち着けるゆとりもできて、お互いの生き方の違いを超えて笑って話せる時を迎えられています。

だからね、神山さん。今32歳でしょう? 友達とのギャップを感じる経験、きっとこれからまだまだありますよ(笑)。

「どんな立場でも価値観の押し付けはダメ」

小西 田中さんと清水さんは既婚で、田中さんはお子さんもいらっしゃるんですよね。

田中 はい。でも、子どもがいる人の中でも価値観は分かれますね。私の場合は子どもを産んでもバリバリ仕事を続けたいタイプで子どもも0歳から保育園に預けるつもりなんですけど、1カ月違いで産んだ友人は仕事を辞めたんですよね。「子どもは3歳まで母親が育てないとかわいそうじゃない?」と言われると、「そうなんだ」としか返せませんでした。

清水 私は結婚をしたばかりで、「子どもはこれから!」と思っています。ただ、小西さんや皆さんのお話を聞いて、なにを選択するかは人それぞれなんだなぁと思いました。今ある女友達との関係にも、価値観の違いによる変化がこれから訪れるのかもしれないですね。

小西 そう。それに、生き方に正解はないんですよね。だけど、やっぱり自分の価値観を押し付けたらダメなんだなぁと思います。私も昔の私に、反省を込めて「仕事こそ人生、という価値観を相手に押し付けたらダメ」と言いたい。一方で、言われてモヤッとするということはどこかで自分も気にしていることかもしれないし、相手もよかれと思って助言していることが多いんですよね。「友達が後悔しないために」という気持ちだけで。だから、今は違和感があったとしても、いつかはその意味が染みてくることもあるかもしれない。

編集部 もしこれから、価値観が異なる友達から言われた言葉に傷ついたり落ち込んだりしたとき、小西さんがオススメする対処法はありますか?

神山 私も知りたいです!

田中 私は、「子どもを預けるなんてかわいそう」と言われた時、結局「そうかもしれないね」くらいしか返せませんでした。言い合っても仕方ないなと思ったんですよね。気持ちはスッキリしないですけど……。

小西 そうですね。真夜中にメールを打つのはあまりおすすめしないです(笑)。今の私なら、思いの丈をノートに書きまくって発散するかな。「発散ノート」と「改善ノート」、二種類のノートを使うんです。

あとは、「人のふり見てわがふり直せ」じゃないけれど、「私も誰かを傷つける言い方していないかな?」と反省するきっかけにすると、その後の人間関係に生かされるし、成長にもつながるかなって思います。