■既存のスタイルに飽き足らないクリエーターに向けて
「既存のスタイルでは自分の考えていることを全て見せることができないと思っているクリエーターは意外と多いです。VRを通して、クリエーターの創作意欲を解き放つようなプラットフォームが必要になると思ったのです」
――操作が難しくはありませんか。
「基本的にはスタイリーのツールでVR空間をつくってもらい、公開ボタンを押せば、それで完了です。ゴーグルなどVR用の道具があれば、作品をそのまま見ることができますし、ウェブ上でも3次元空間のようにぐるぐると動かしながら見ることができます。例えるなら、ユーチューブのVR版のような感じでしょうか」
――映像や写真はVRと相性が良さそうですが、ファッションの場合はどのように見せることができるのですか。
「例えば、バーチャル空間で洋服を見せたいというときは、実際の服を3次元(3D)スキャナで撮影すると、3Dデータ化することができます。それを取り込み、実際にVR上で展示会を開いたり、ショップをつくったりできます」