子ども用や刃折り不要も登場 進化するカッターナイフ納富廉邦のステーショナリー進化形

一般的に多く使われているカッターナイフは、刃厚0.38mm、幅9mmの小型刃と呼ばれるものが多い。一方、刃厚0.5mm、幅18mmの大型刃なども使われている。

刃物は、基本的には大きな方が切れ味も良いし扱いやすいのだが、慣れないと大きな刃は怖くて、気軽に使えるとはいいがたい。また、そこまでの切れ味が必要ないことも多い。しかし、小型刃ではちょっと厚い紙を切りたい時など、力不足に感じることもある。

そこで、大型刃のパワーと小型刃の扱いやすさを兼ね備えた刃として開発されたのが、刃厚0.45mm、幅12.5mmのM厚型刃だ。そのM厚型刃を使った製品が「万能M厚型」。一般的にカッターナイフが便利とされる用途なら、これ一本で大体の用は足りる、正に万能型なのだ。

左から、小型刃、M厚型刃、大型刃。刃の幅、厚みが違う。切れ味は大きいほど良いが、細かい作業には小さい方が向いている。M厚型刃は、ちょうどよく両者の使い勝手を融合させている

しかし、どれだけ優れたカッターナイフでも、刃を折って使わなければ、宝の持ち腐れになる。

カッターの刃を折る専用器

カッターナイフは刃先のほんの数ミリで切る道具だけに、刃こぼれもしやすい。だからこその「折る刃式」だし、本来は、1回使ったら、片づける前に刃を折っておくくらいの頻度で折っても良いのだ。

カッターナイフに慣れている人は、そうやってガンガン刃を折って快適に使っているのだが、刃を折るのが怖いとか面倒とか、そもそも刃を折って使うことを知らないとか、理由は様々だが、刃を折らないで使い続けている人も、想像以上に多いのが現状だったりする。

そこで「怖がらずに刃が折れるように」と作られたのが、オルファの刃折り器「ポキステーション」だ。

オルファ「ポキステーション」。実勢価格866円。小型刃、M厚型刃、大型刃全てに対応する、刃に触れず、折るところを見ることもなく、簡単に刃を折ることができるツール。オフィスに一台、必ず設置したい

「ポキステーション」は、刃先を差し込んでレバーを操作するだけで、軽い力で刃が折れる。折れた刃も内部に収納されるので、うっかり飛ばしてしまう心配もない。ある程度まとまってから捨てることができるのも便利だ。本体がペンスタンドになっているから、カッターナイフも普段はそこに挿しておけば良い。

「刃を折るだけなのに何を大げさな」と思うかもしれないが、こういう製品を発売してしまうほど、「折らない」人が多いということなのだ。

この製品は小型刃だけではなく、M厚型刃、大型刃にも対応。「小型刃は折れるけど、大型刃を折るのは怖い」という人も、これがあれば、大型刃を安心して使うことができる。本当に気持ち良く安全に刃を折ることができるので、ぜひ、一度試してほしい。

子どもに使い方を教える「キッター」

「カッターナイフは刃を折って使う製品」ということを子どもたちに伝えるために、オルファが発売したのが子ども用カッターナイフ「キッター」だ。

オルファ「キッター」。実勢価格1290円。カッターナイフの使い方を、幼少時から学べる新しいカッターナイフ。絶対安全というのではなく、危険性も認識させながら使わせる思想が素晴らしい
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