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進化したキーホルダー 片手で開け閉め、コイン収納も

納富廉邦のステーショナリー進化形

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NIKKEI STYLE

カギを1つにまとめて持ち歩くキーホルダー。「シンプルな道具」という印象があるかもしれないが、実はさまざまな工夫を凝らしたモデルが存在する。1本だけ持ち歩く場合を想定したモノから、キーホルダーとキーケースの中間ともいえる製品まで、文具を見続けてきた納富廉邦氏が進化形キーホルダー7つを紹介する。

◇  ◇  ◇

「キーケースを使うか、それともキーホルダーを使うか」という問題はなかなか難しい。

言ってしまえば、鍵なんて、リングさえあれば、そこに通して腰にぶら下げるなり、ポケットに入れるなりすればいいものだ。それを洗練させるとキーホルダーになる。

実用という点に絞れば、キーケースよりキーホルダーのほうが使いやすいことが多い。キーホルダーには蓋がないから、取り出したら、そのまま鍵を選んで鍵穴に差し込めばいいのだ。使い慣れたキーホルダーなら、ポケットから出して鍵を開けて、ドアを開けてまた閉めて、キーホルダーをポケットにしまうという一連の動作が全て片手で済んでしまう。キーケースではこうはいかない。

といっても、キーホルダーはポケットの中でガチャガチャいうし、ポケットやカバンに入っている他のものとぶつかって傷つける危険性もある。その点、キーケースは鍵がケースの中に収納されているため、他のものを傷つける心配もない。また鍵を取り出すとき以外はほぼガチャガチャいわないのもいい。

こうやって考え始めると、キーケースかキーホルダーかという問題は意外に難しいことがわかるだろう。ただ言えるのは、元から完成度が高かったせいか新しい工夫のある製品が少ないキーケースに比べて、キーホルダーには面白い製品が多いということだ。

一見シンプルなキーホルダーだけど

たとえばヴィンテージ リバイバル プロダクションズの「Key Clip」は、しゃれたレザーのコンパクトなキーホルダーに、マグネットを付けた製品だ。革のループ部分に付いたマグネットで、ループ部分をクリップのように使えるため、カバンやポケットにパチンと留めておくことができるのだ。また玄関のドアなどに貼り付けておくこともできる。

rethinkの「Clipon Coin Holder」は、一見シンプルな涙滴型の革製キーホルダーだが、革部分が開いて、中に500円玉を2枚収納できる。鍵だけ持って散歩に出ても、これがあればカフェにでも寄ってお茶を飲むことができる。

キーホルダーにカバーをつける

エムピウの「conchiglia(コンキッリア)」は、キーホルダーに鍵を付けて、その先端を革で巻くという、キーケースとキーホルダーの中間のような製品。一枚革でくるりと鍵の周りを巻いているだけのような構造だから、キーを5本程度入れても、とてもコンパクト。本格的なキーケースに比べてかさばらず、キーホルダーのようにポケットの中で他のものを傷つけたり、ジャラジャラ音を立てたりしない。イタリアのヌメ革ブッテーロを使った本格的な革製品ながら、比較的安価なのもうれしい。

キーホルダーにカバーを付けるという発想を実現した製品といえば、アビタックスの「2413 Key Case」もある。キーリングをウールのカバーで覆っただけに見えるが、引っ張り出せばキーが出てくる仕組みと合わせてよく考えられていて、実用性もかなり高い。色やデザインのバリエーションが豊富なのも、他にはない強みだ。収納時に鍵が露出しないのはやはり安心。キーホルダーでは不安が多いという場合の選択肢になるだろう。

キーの出し方に工夫

ヴィンテージ リバイバル プロダクションズの「sliding keys」は、パッと見た感じは普通の革製キーケースだが、背面にファスナーが付いていて、そのファスナーを下ろすと鍵が出てくる。従来のキーケースの、鍵をとり出すときのガチャガチャ音を防ぎつつ、スタイリッシュに鍵の出し入れができる。

鍵1本を入れておくなら、アッシュコンセプトの「+d Key Keeper R」が面白い。鍵をシリコーンのケースで包み込むようにして携帯し、使用時はケースごと鍵穴に差し込む。すると鍵だけが露出して鍵穴に入り、鍵の開閉ができる。鍵を1本だけ持ち歩くのは、どこかに収納するにしても、出し入れが面倒になるのだが、これなら、お気に入りのキーホルダーに付けてポケットやカバンに入れておける。

すべての操作が片手でできる

そして現在、筆者が愛用しているのが、オーストラリアのorbitkey社による「orbitkey」だ。

ここ数年、鍵をマルチツールのような形で収納するタイプのキーケースが増えている。しかし、その多くは「遊び心主体」とでも言えばいいのか、ものすごくカッコ良いのだけど、鍵を出すのがちょっと面倒だったり、入れ替えなどが難しかったりして、気軽に使うには少しハードルが高かった。

「orbitkey」は、マルチツール風に鍵を重ねて収納するタイプではあるけれど、収納するのが革や樹脂のループ、つまりハンドストラップが小さくなったような中に鍵を押し込むだけなのだ。だから、片手で目的の鍵を押し出して、鍵を開閉して、鍵をまた押し込んで収納してポケットへ、という動作が完全に片手で行える。

もちろん、ポケットの中でも、鍵をとり出す際にもガチャガチャいわないし、鍵をループの中に収めるので、他のものを傷つける可能性も低い。キーケースとキーホルダーの良いとこ取りの製品なのだ。

鍵は7本まで収納できるし、鍵を出し入れしても、留めているビスは全く緩まない。外側のリングには車の鍵などの大きな物も付けられる。こうした細部をきちんと作っているから、見た目のカッコ良さだけに終わらない、実用的な製品に仕上がっているのだろう。

筆者は、これの外側のリングに「Clipon Coin Holder」を付けて持ち歩いている。この組み合わせが、現時点での最高のキーケースだと思っている。

鍵と財布をまとめる難しさ

最近は、鍵を収納するスペースを設けた財布も出てきたが、個人的にはただでさえいろいろものを入れていっぱいになっている財布に鍵を入れるのは無理があると考えている。

鍵と財布をひとまとめにして持つなら、例えば、前述の「Clipon Coin Holder」を使うか、それでは足りないという場合は、以前、この連載でも取り上げたsafujiの「キー付きミニ財布」のように、財布の外側に鍵を付けるタイプと組み合わせるのが実用的だろう(記事「見たら必ず欲しくなる 革財布のすごいイノベーション」参照)。キー付きミニ財布は見た感じがキーケースなのに、ケースの中には鍵は入らないというだまし絵のようなデザインも面白いと思っている。

(文具ライター 納富廉邦、写真 ヒロタコウキ=スタジオキャスパー)

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